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020921

善をもって、悪に勝て

9/17の小泉首相の北朝鮮訪問を機に、北朝鮮との国交正常化交渉が始まることに なりました。北朝鮮は今、経済的に破綻状態です。一人当たりの国民所得は日本の 44.5分の1、韓国の12.6分の1程度だそうです。

平壌には比較的裕福な人々が住んでいるのですが、それでも平均月収が4千円程度で、 地方に至っては大半が、食べる物がなくて飢餓状態にあります。

共産圏の貧しさの最大の原因は支配者なる神を認めていないことにあります。 人間が生きて行く上で最も大切なことは創造者で支配者なる神を受け入れ、 従順することです。

「結局のところ、もう全てが聞かされていることだ。神を恐れよ。 神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、 全ての隠れたことについて、すべてのわざを裁かれるからだ。」
伝道12;13〜14

「神はその権力を持ってとこしえに統べ治め、その目は国々を 監視される。」
詩篇66;7

また残念ながら、拉致された人々の内で8人もの人がなくなっておられました。 拉致されたご家族の方々や関係者にとっては、予期せぬことで非常な悲しみとショックとを おぼえておられると思います。また、北朝鮮指導者に対する怒りと憎しみを簡単に 拭い去ることはできないことでしょう。

しかし、憎しみは憎しみを呼ぶのみです。その延長線上での真の解決はありません。 今私たちが取るべき行動は、彼らを赦し受け入れることだと思います。愛こそ人を つくり変える力なのです。

「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。 それは、こう書いてあるからです。『復讐は私のすることである。私が報いをする』と 主は言われる。もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、 飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことに なるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善を持って悪に 打ち勝ちなさい。」
ローマ12;19〜21

全世界を統べ治められる裁判官がおられるのです。被害者だからと言って、 勝手に加害者に復讐することは赦されません。

1年前、アメリカで大規模なテロ事件が起きました。アメリカは強大な権力を 持っていたので、自分で裁判官になってしまい、タリバンを攻撃し復讐しました。 しかし、復讐の権限は私たちの誰一人として与えられていないのです。アメリカもまた、 復讐によってタリバン同様、罪を犯してしまったことになります。

憎しみは憎しみを呼び、共に倒れることになってしまいます。

拉致家族の慰めと、 日本政府が正しい判断が出来るようにお祈りしましょう。


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