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050731

楽しかった奄美大島のたびU

二日目は朝早く龍郷町のホテルを出て、名瀬市を通り、島の中央部を走って瀬戸内町の古仁屋に向かいました。走っている途中、 ほとんど海を見ることはなく、ただどこか山奥を走っているような不思議な感覚に襲われました。そしてまた、 途中のトンネルの多さにもびっくりさせられました。

1時間半ほどで古仁屋港に着き、加計呂麻島へのフェリー乗り場で待っていると、小さなフェリーが近づいてきて接岸し、車や荷物が 運び出されました。さあ、いよいよ私たちが乗り込む番です。一番早く着いていた私たちが、真っ先に乗船することになりました。

すると、いかにもズボンの裾をただ無造作にはさみで切りましたというような作業服をはいた、フェリーの乗組員が、「すみません。 バックで入ってきてください。」というではありませんか。「エエッ、そんなのあり?」大して広くない船内に、しかも波で動く 連絡通路を通って、バックで中に入るのですから、レンタカーを傷つけないようにずいぶん気を遣いながら運転しました。 今までフェリーは前から船に入って、降りるときもそのまま、前から順にというのが普通だと思っていたので、驚きました。

加計呂麻島に着くと、以前お世話になった先生が教頭として赴任しておられるO小学校に向かいました。しばらく先生と再会を 懐かしんでから、どこかお食事ができる所はないですか尋ねると、先生はまず電話でお店が休みでないかどうかを確認してから、 そこまでの道順を紙に書いて教えてくださいました。

そして、ひとこと付け加えて、「道の途中でこんな先に人家なんかないんじゃないか、ひょっとして道を間違えたのではないかと 思われるかもしれませんが、心配しないで進んで下さい着きますから。」と念を押されました。

先生の言われるとおりに進んでいくと、果たしてそのとおりに心配を誘うような場所を通りました。そして何とか海辺に ぽつんと立っているペンション兼食堂というような所にたどり着くことができました。

しかし、食堂は意外にも込んでいて7,8人のお客が食事をしていました。お店の人に、「あなた方の前に5人程が待っていて、 その後になりますがよろしいですか。」と言われましたが、別に他に当てもないので待つことにしました。私たちの前の5人は 若者たちで海水浴をしながら順番が来るのを待っていました。(順番がきたらお店の人が海に向かって教えてくれます。)私たちも 彼らが泳ぐのを見たり、きれいな海を眺めたりしながら順番が来るのを待ちました。

食事を終えても、まだ帰りのフェリーの時間まではいくらか余裕があったので、少し羽を伸ばして先まで走って見ることにしました。 すると、ゴルフ練習場との看板が立っているのを見つけました。こんな所にもゴルフをする人がおられることに驚きを覚えながら、 また、どこにそんな広い土地があるのだろうといぶかりながら、練習場の横まで走ってみました。

すると、海の中に50,100,150.200と50ヤードごとに距離をかいた立て札が立てられていて、海に向かって ボールを打つようになっていました。「エエッ、そんなのあり?」

奇妙な練習場を見て、水の中に落ちているボールはどのように回収するのだろうかと不思議に思いながら、港に帰りました。

それから、港で帰りのフェリーを待っていると、沖合いから先ほどのフェリーが近づいてきました。しかし、いよいよ接岸という ときになって、いきなり向きを変え再び沖合いに向かって出て行きます。「エエッ、何するの?」すると沖合いで再びターンしてまた 岸壁に向かって進んできます。どうやら、先ほどは接岸に失敗したもようで再挑戦して何とか成功しました。再びバックでフェリーに 乗り込むと、古仁屋までの湖のようにないだ海を航海し帰って来ました。

驚くことの連続でしたが、都会で多くの情報と時間に追われて生活している人に比べて、ここで生活する人の方が、 幸せなのかもしれないと思いました。

実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。伝道者1:18

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