100725
初めての体験
5月にCGNテレビ(キリスト教衛星放送)と鹿児島の牧師先生方との打ち合わせがあり、7月中旬に収録に来ますので各自10分間メッセージを3つご準備下さい とのことでした。最初はそれぞれの教会に来てくださるのかと思っていましたが、機材の持ち運びが大変で、時間がかかるということで、数人ずつ数か所に分かれて 撮ることになりました。
私は最後の日で、CGNテレビのスタッフは午前中に3人の先生方の収録をして、その日の午後には東京に帰られる予定になっていました。私は3人目でお昼前の 収録時間になっていましたが、初めての経験で不安もあったので、少し早目の10時半ごろに会場に着きました。すると、その日最初の収録者の収録中で、収録場所は 入室禁止になっており、日本キリスト教団のI牧師の力強いメッセージがドアの向こうから聞こえてきました。
I牧師の収録が終わって、ドアが開かれると2番目の収録者、ホーリネス教団のK牧師もすでに中に入って聞いておられた様子で、一緒に出て来られました。しばらく の休憩時間があって話していると、お二人の先生方は2本ずつの収録とのこと。「え〜、2本でも良かったのですか?」と聞くと「何人かの牧師が3本で後は2本でも 良かった」とのこと、「へぇ〜、断ることもできたんだ。」下手くその私が生真面目に3本収録することになるとは、要領の悪さがここにも表れたかなと思いました。
さて、その後K牧師の収録が始まりました。今度は私も一緒に中に入れてもらって聞かせて戴きました。K師は明るいスポットライトに照らされ、セッティングされた 大きなカメラに向かって、話し始めました。「自分は不得手でうまくしゃべれない。」と言っておられたのに、堂々と力強く2本のメッセージをとうとうと語って おられました。
さあ、いよいよ私の番です。昨晩は講壇でメッセージの用紙を前に置いて、それをなるべく見ないようにして練習して来ましたが、本番ではメッセージ台や机は全く なしで、カメラの前に立って話して下さいとのことでした。思惑が違ってかなり動揺しましたが、度胸を決めないと仕方がありません。
収録が始まりました。スタッフの手がカメラの前で広げられ、3、2、1、Qの合図に従って話し始めました。かねて、会衆の前で皆の反応を見ながら話している のに、ただカメラの上にある小さな赤いランプを見ながら話すのは、味気なく雰囲気が出ませんでした。
ただ無反応のカメラに向かって準備したことを語っているという感じで、反応がない分、淡々と早口で話してしまい、練習していた時よりずいぶん早いペースで語って いまいました。3分の2ほど話したかなと思った時、後5分の合図が出ました。「え〜、もう終わりそうなのにまだ半分?」。
始まる前にスタッフからメッセージは10分前後で、あまり違ったら取り直しになりますとのことでしたので、なんとか後を持たさないといけません。何とか関連の 話を入れながら時間を使いお祈りを済ましてメッセージを終わると、後30秒でした。撮り直しかなと思っているとスタッフからOKが出たので、ぎりぎりセーフ だったんだとほっとしました。
同じように2本目、3本目と収録しましたが、どうしても早口で話してしまって、時間調整が大変でした。テレビ関係者、特にアナウンサーなどはこのように無反応の カメラを見て普通にしゃべることが出来るってすごいな〜と見直しました。
同時に、冗談言ったら笑ってくれて、頷きながらまたメモを取りながら聞いてくれる会衆のいることの幸せをも改めて感じました。
放映は8月ですが、テレビで見るためには専用のアンテナが必要になります。しかし、パソコンだと、cgntvで検索して、「みことばに聞く」を開くと24時間 いつでも見られます。
みことばに心を留める者は幸いを見つける。主に拠り頼む者は幸いである箴言16:20