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南国の大雪

大みそかに降り始めた雪が、元旦にも降り続き、庭も畑も、道やすべての木々の上まで降り積もり、辺り一面銀世界になって、まるで雪国にでも来たかのような錯覚に 陥りました。

夜寝ていると、時々ドン、ドンと大きな音がしてびっくりさせられます。前の道で車でもぶつかったのかと思ってカーテンを開けて窓越しに外をのぞいてみても、 ただ雪がしんしんと降り続いているだけで、そのような気配は全くありません。

しかし、しばらくしてこの大きな音の正体がはっきりしました。それは屋根に降り積もった雪が塊となって家の周りに落ちてくる音だったのです。初めての経験に 北国にではこういうことが普通なんだろうなと教えられました。

鹿児島では観測史上1位に当たる大雪で、我が家の庭は35センチもの積雪がありました。教会の玄関前に留めた車もすっぽり真っ白い雪に埋まってしまって、身動き できません。教会の駐車場も雪で埋まっています。元旦礼拝で教会に来た車が駐車できるようにと雪かきをしますが、1台分開けるのがやっとで、ここでも北国の大変さを 思い知らされました。

また、教会の前の交差点には2人の警官が立って何やら指示をし、来た車が皆Uターンして帰って行きます。立てられた看板を見ると「この先通行禁止」になって いました。こんな大雪の中、誰も元旦礼拝には来られないだろうと思っていると、頴娃町の1家族が4人で、通行止めの山越えを避けて、開聞町、山川町、指宿市と 海岸線を回って駆けつけて来られました。

元旦礼拝を7人で行い、頴娃町の家族を送り出すと、入れ替わりに鹿児島市内から弟家族が車で母に会いに訪れました。雪のため車で来るのを断念して、JRの電車で 来る予定だったのですが、電車が不通になり、何とか車の轍を運転して来ることが出来たということでした。しかし、駐車場に車を出し入れするごとに、タイヤの下を スコップで掘って、一苦労しました。

家の周りは降り積もった雪に、屋根から落ちてきた雪まで相まって、50〜60センチの雪の山、牧師館の玄関への通路はふさがれ、教会の玄関からの出這入りを余儀なく されました。4日になってもまだかなりの積雪が残り、ズブズブとめり込む雪に足を取られながら何とか牧師館の玄関に辿り着く有様です。

しかし、辺り一面どこを見ても真っ白という銀世界は、南国鹿児島ではめったにできない経験でしたので、やはり気持ちいいもので、すべてのもの、汚い塵や どぶ溝までも白い色で覆い尽くされ清々しい気持ちになります。

神様は私たちが自分自身の罪を自覚し、神様の前に悔い改める時、すべての罪・汚れを雪のように白く聖めてくださると言われます。

父なる神様は、私たちの内の汚いもの、罪、汚れ、内にうごめく醜い欲望などすべてを聖めるために、救い主なるイエス様を遣わしてくださいました。

そして、イエスさまが私たちの代わりにこれらの罪の罰を受けてくだり、清算してくださることによって、神を信じ受け入れる人々の罪が雪のように白くなることを 教えて下さいます。

「さあ、来たれ。論じ合おう。」と主は仰せられる。「たとい、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。 たとい、紅のように赤くても、羊の毛のようになる。」イザヤ1:18

人間罪を持ったまま、神様の祝福を受けることはできません。罪を残したままで天国に行くことはできません。今罪を悔い改めて、救い主を見上げ罪を聖めて 戴きましょう。そうするなら、この新年が、あなたにとって新しい人生の幕開けになることを保証します。


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