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120115

大切な人たち

中学校時代の先生方や学友たちは今もお元気かしらと思っていましたら、ちょうど同窓会の案内が届きました。しかし、義母の具合次第では参加は困難かと 思いましたので、私の部活(ソフト部)の部長O先生と、お世話になった野球部の部長をしておられたS先生にはあらかじめその旨を書いた手紙と長男たちの事を書いた 週報を送付させていただきました。

しかし、義母は元気に過ごし、またその期間は義弟夫婦に見て戴けることになったので、主人に運転してもらって福岡県豊前市の会場に向かいました。途中は渋滞等が あって同窓会開始の1時間前にようやく会場に到着いたしました。

私自身1年に何度も教会行事の主催者として奉仕させて戴くので、今回は、幹事や奉仕者の方々のお働きを観察し、学ばせて戴こうとも思って参りました。

会場になっている3階の階段を上がるとすぐ受付の方々が見えました。会場入り口の受付には沢山の方々が並んでおられてびっくりしました。たいてい受付って 2~3人だと思っていたので、その多さに主催される方々の、この会への意気込みと愛情を感じました。

会場に入ってすぐ右側に女の方が立っておられたので「こんにちは」と軽く会釈をして通り過ぎようとしましたら、「加治さん!」と呼ばれたのでびっくりして 振り返ると、ソフト部でセカンドを守っていたスーちゃんでした。45年の歳月は仲のいいお友達さえ気づかないほどにお互いを変えていました。当時私はピッチャ―を しておりました。そして、その時センターを守っていたOさん、ファーストを守っていたIさんとも再会でき、部長先生を囲んで写真を取りました。

同窓会の良いところは、利害関係がないので、社長さんだったり、重役さんだったり、工場長だったり、商店主だったり、あるいは会社員だったり、すでに定年 退職されていたりしても、そんなこと関係なくみんなすぐ中学生だった当時に戻って交われることです。

私はまず、前方に座っておられる先生方のテーブルの所に行き、挨拶を済ませると、すぐ会が始まりました。始まるとすぐ同じテーブルに座っておられた幹事の 女性が、立って会場の中央にある食べ物をお皿についで持ってきてくれました。また、彼女は話し相手がいない人の所へ行っては話しかけられたりとすごい気配りを しておられました。流石だな、私も見習わなくてはと感心させられました。

又、一方では何人かの人がマイクを持って歌を歌っていました。ソフト部の部長で、3年生の時の担任をして下さったO先生が歌われる時は、先生の方をまっすぐ 向いて聞かせて戴きました。先生から英語を教えて戴いたことや14歳しか違わないおてんばな女子生徒たちにソフトボールを一生懸命指導して下さった若い頃の先生の 姿を思い出しながら拝聴させていただきました。

又、私には逢って許可を得たい人がいました。それは中1の時の女子の学級委員長さんで、彼女は同じクラスのAさんが学級の中で仲間外れになっていたことを放って おけず、「朝の会」で「今日の昼休み女子生徒は全員家庭科室に集合して下さい。」と言い、みんなにその理由を尋ね、問題を解決した人です。私はその勇気に感服し、 ずっと覚えていました。そして、私は人権の授業で彼女のこの勇気ある行動の事をお話しさせて戴いていたので、遅ればせながらお話しの許可を戴きたいと思っていた のです。しかし、彼女はそのことをすっかり忘れておられましたが、「どうぞお使い下さい。」と言ってくれました。

集われた一人一人に人生があり、みな一生懸命仕事をし、子供を育て、生きて来られたことでしょう。お一人お一人のそれぞれの生き様をじっくり聞かせて戴きたいと 思いました。

友はどんな時にも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。箴言17:17

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