030208
先生はご自分のお仕事を!
一つの身体には多くの器官があって、全ての器官が同じ働きはしないのと
同じ様に、大勢いる私たちも、キリストにあって一つの身体であり、ひとりひとり互いに
器官なのです。
ローマ12;4〜5
月曜日の朝9時過ぎに、Hさんご夫妻が植木を携えて来て、教会の玄関前と 庭の手入れをし始めました。
少しでも加勢しようとしましたが、お二人が強いて 止められたので、それではと予定通り講演会の打ち合わせに行き、帰ってから加勢を しようと出かけました。
頴娃町の小学校と開聞町の小学校での校長先生・教頭先生との話し合いが、 思ったより長引き、また内容確認のため開聞町教育委員会にも行ったので、 予定よりかなり遅れて3時半頃帰って来ました。
もうHさんご夫妻は帰って居られないだろうと思っていたのに、お二人はまだ、 黙々と庭造りを続けて居られました。
早速着替えて加勢の為に出て行きました。 H姉からの「先生はご自分のお仕事を!」と言う制止も聞かず、約30分ほど一緒に 働きました。
慣れない仕事の為、殆ど加勢にもならずに、ただH兄に庭木の植えかた等聞きながら、 ただ傍らにいたという程度でした。
しかし、その夜は何となく疲れて早く寝てしまいました。Hさんご夫妻の10分の1も 働いていないのに、自分の体力の衰えを痛感させられました。しかし、その事よりも聖書を 読み祈る時間が削られたことに無念さを感じました。
そして、昔読んだ漫画を思い出しました。それは、教会に雨漏りがし始めた ところから始まります。するとひとりの信徒さんから「先生はいつも教会に居られる のですから、暇を見て修理なさったらどうですか」と言われた。牧師は、 それもそうだと思って、次の日屋根に登って修理を始めました。 すると、他の信徒さんが通りがかり「先生、何をしておられるのですか。 そんなことは先生がなさることではありません。先生はご自分のお仕事を なさってください。」と言われるものだった。
私たちは一つの身体にたとえられています。そしてひとりひとりが各器官であり、 互いに依存し合い、助け合って生きています。そのために神様はそれぞれ ひとりひとりに賜物(能力)を与え、お互いがその能力を持って他者に仕えるように 教えています。
「私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持って いるので、もしそれが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。 奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教えなさい。勧める人であれば勧め、 分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は 喜んでそれをしなさい。」ローマ12;6〜8
今回のことを通して、私は御言葉の解き明かしを持って 教会に仕えるように召されていること、またひとりひとりがそれぞれに大切な存在であり、 無くてはならない存在であることを痛感させられました。
「もし一つの部分が苦しめば、全ての部分が苦しみ、もし、 一つの部分が尊ばれれば、全ての部分が共に喜ぶのです。あなた方はキリストの体であって、 ひとりひとりは各器官なのです。」(Tコリント12;26〜27)