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030619

全宇宙の支配者

今年は例年よりかなり速いペースで台風が襲ってきます。まだ、6月中旬なのに、 既に6号の襲来です。

幸いなことに鹿児島は直撃を免れたのですが、それでも教会は周りに 建物がないせいか、時折かなり強い風を感じます。そして、風を切る電線の ピュ―ピュ―という音が一層台風のすごさを感じさせます。

聖書にでてくる嵐の箇所は、まずパウロたちがローマに船で連行される時、 遭った大嵐が思い出されます。パウロの忠告に従わないで船出したがゆえに、 災難に遭い、挙句の果ては島に打ち上げられ、船はバラバラに解体し、かろうじて 命だけは助かりました。島でパウロはたくさんの島人の病をいやし、奇蹟を行うことに よって島の人たちだけでなく、船に乗ってパウロを連行している役人たちからも 神の人として敬意を払われるようになりました。

また次に、ヨナがタルシシに行く船で出遭った嵐です。これはヨナは神様から ニネベに行く様に言われましたが、ニネベに行くことを嫌ったヨナがニネベとは 反対側のタルシシ行きの船に乗ったことによって起こりました。

結果的にヨナは船から嵐の海に放り出され、大きな魚に飲み込まれ、ニネベに 海岸に吐き出されました。そこで彼はニネベの人を救う働きをしました。それによって、 ヨナは人間が神に抗うことができないことを知りました。

圧巻はイエス様と弟子たちが、湖をわたっている時、いきなり大暴風雨に見舞われ、 今にも船は沈みそうになった時のことです。弟子たちは死に物狂いで水を掻き出し、 船の帆に捕まりました。しかしその時、イエス様は船の艫の方で寝ておられたのです。

弟子たちはイエス様の所に来て、「主よ。助けてください。私たちはおぼれ 死にそうです。」と叫びました。するとイエス様は「なぜ怖がるのか。信仰の 薄い者たちだ。」といって、起き上がり風と湖を叱りつけられると、 大なぎになった箇所です。

私たちにとって、嵐は抗うことができない大勢力です。私たち人間は普段は、 全世界全宇宙を支配しているかのように振舞いますが、いったん自然の猛威の前に 引き出されると、その圧倒的な力の前には、小さな弱々しい葦の様な存在でしか あり得ないことを悟ります。

しかし、私たちの主イエス様の前では、そのような猛威をふるう、 強力な嵐でさえも、小さな力ない存在でしかないのです。

私たちはそのような神様を自分の主とし、助け主としているのです。 主は今日もあなたに「恐れるな。私はあなたを贖った。私はあなたの神である。」 と言って下さっています。ハレルヤ、我らの主をたたえましょう。


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