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030921

幸せな結婚I

私は今、数箇所のホテルで結婚式の司式をさせていただいて居ります。 結婚式の前に式を挙げられるお2人と、たまにはご両親も加わって、約2時間の 結婚カウンセリングをさせていただきます。

そこで、結婚式の目的、キリスト教の結婚式とは、 幸せな家庭作り等をお話しし、幸せな結婚生活が送れるよう話し合います。

そこで、私がその時にお話させていただく事を、今回から数週間にわたって 皆様と分かち合いたいと思います。

まず、結婚式の目的ですが、ほとんどの人が式は形式や義式で 行われるものという認識を持っておられ、式をただの思い出として、 記念として残したいという考えを持っておられるようです。

しかし、式は御二人の幸せを決定する最も重要な部分を占めているものであり、 これを正しい理解の上で行うか否かが、今後の幸せな家庭作りに直接関わって来るのです。

結婚式は、大雑把に言うと、恋人同士の関係を、式の中で夫婦の関係に 造り変えてスタートさせるという事を行う場です。

それでは、恋人同士の関係と夫婦の関係とどこが違い、式の中で 何をどのように造りかえるのかということをお話し致します。

恋人同士の関係とは、お互いが相手のよいところを受け入れて、 愛し合っている状態です。お互いの感情が動いていますから、相手を思い出しただけで、 声を聞いただけで、わくわくする素敵な関係です。すなわち、恋人同士の2人には 感情的な繋がりがあります。

しかし、この感情的な繋がりに大きな欠陥があるのです。それは、 感情は責任を持たないということです。すなわち、「愛してる」と今日、 何百回言われても、明日も必ず愛されるという保証はありません。感情は時々刻々 変化していくものです。

また恋人同士の愛の関係には、必ず条件が付いています。 例えば綺麗だとか、優しいとか、仕草が可愛いとかです。したがって、 その条件が崩れると、もうそこには以前の関係はありません。「愛してる」が 「あの時は愛してた」に変わるのです。条件が崩れても愛を貫くということは 恋人同士にはありません。したがって、そのような感情のみで繋がった夫婦関係は 非常にもろいものとなります。

そこで、結婚式の中で、その感情の中に責任を入れるという作業をするのです。 すなわち、あなたは彼女(彼)の人生に対して責任を持ちますか。彼女(彼)が あなたにとって都合が良い時だけではなく、どんな時もあなたのもっとも大切な相手として 受け入れて行く決意が出来ていますかと言うようなことを質問をします。

それに対して、お互いに「はい、約束をします」、「はい、誓います」と誓約をして、 初めて2人は責任ある関係になり、夫婦として幸せな家庭作りをスタートできるのです。 その後で、恋人同士みたいに他の人に思いが向いていくことは、大きな裏切り行為となります。 そのように夫婦の責任ある関係を築く結婚式はとっても大切なものであり、 また厳粛なものなのです。

結婚しておられる皆さん、あなたはあなたの大切な相手に どのように接していますか。結婚した後でこんなはずじゃなかったと言うのは、 あなたの勝手な考えです。より良い関係を築くために、もっともっと前向きに 御二人で話し合いましょう。

それはそうとして、あなた方も、おのおの自分の妻を 自分と同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。エペソ5:33


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