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幸せな結婚VI

先回は結婚した女性にとって、愛されていることが幸せの絶対条件で あることを御話しました。

今回は、男性にとってどのような家庭環境が幸せの条件になるか考えて見ましょう。 男性は、女性のように『愛されたい。愛されたい』とそれほど強く思ってはいません。 男性の願いは、家庭で尊敬されたい、認められたい、立てられたいというものです。

妻が子供達に、『お父さんてすごいでしょう。お父さんみたいになれるように、 あなた方も頑張ってね』なんて言われたら、お父さんは家でみっともない格好なんてできません。 しゃんとして、立派に振舞えるようになります。

男の人って以外と単純です。妻が子供達に、『お父さん。今月も僕達、 家族のために一生懸命働いてくれてありがとう。体に気をつけてください。』 なんて言わせたら、お父さんとしては、『よし、俺はこの家族をしっかり守れるように、 頑張るぞ。』なんて素直に決意できるようになります。

それを、子供の前でお母さんが、『お父さんのようにならないように しっかり勉強しなさい』なんて平気で言うから、子供がお父さんを尊敬できなくなるし、 お父さんがやる気を失うのです。

私たちが小さい頃、学校でよく、尊敬する人を書かされていました。その時 一番多かったのはお父さんというものでした。もちろん今のように情報量が豊富では なかったので、選択肢が限られていた事もあったでしょう、しかし、少なくとも 今の御父さん方に対する思いとはずいぶん違う思いを昔の子どもたちは持って いたように思います。

今のお父さん方と、昔のお父さん方との間に決定的な違いがあります。 それは、昔のお父さん方の多くは子供の目の見えるところで働いていたことです。 豆腐屋さん、八百やさん、魚屋さん、鍛冶屋さん等私たちの目の前で、汗水流して 一生懸命働いているお父さん方がいっぱいいました。

お父さん方の一生懸命働く姿は美しく、子供達にとって憧れの的でした。 しかし、今はお父さん方がどんなに一生懸命働いていても、その最も美しい姿を 子どもが見ることはほとんどありません。疲れて帰って、家でごろごろして休んでいる 姿しか子供に見せられないのです。

これで、お母さんまでが、お父さんをよく言わないなら、 お父さんの立つ瀬はありません。

お母さん方が、お父さんがどんなに大切なお仕事をしているのか、ま たこの家庭においてどんなに大切な存在なのかをしっかり教えて上げられなければ、 子供達がお父さんを尊敬することは困難です。

韓国に行った時、『主人は家の頭です、私はそれの首です』と言われた 奥さんがおられました。ご主人を家庭でしっかり立てて尊敬させているのです。 素晴らしいその奥さんに、ところで首とは何ですか?と尋ねたら、『あのね、 頭は首の思うとおりに動かせるのよ。』とおっしゃられました。

天晴れ、賢母素晴らしい対応です。このような賢く振舞う奥さんが増える 事を男の一人として切望します。男の人は名を取ったら、実は取れなくていいのです。 子供の前だけでも尊敬して欲しいのです。賢母の皆さん、か弱い男どものために、 よろしくお願い致します。

それはそうとして、あなた方も、おのおの自分の妻を自分と 同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。エペソ5:33


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