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031109

タッチおじさん

「アッ、タッチおじさんだ」

今週私が小学校に行ったとき、運動場で遊んでいた子供がそう叫んで 駆け寄ってきました。「タッチおじさん」なんて、あまりうれしくない呼ばれ方ですが、 そう言われるには訳があります。

実は、この町に引っ越してきて、子供が小学校にあがるのをきっかけに、 教会の前の十字路で「緑のおじさん」をはじめました。

朝7時過ぎ道に出て、子供たちの交通整理を始めます。小学生のかわいい子供たち、 学生服を着てちょっと粋がって歩く中学生、それに朝市のおばちゃんたちや野菜を買いに来る お母さんたち、たくさんの人が通ります。

高校生になると、みんなが電車で通学するようになるので、その時間帯には ほとんど通ることは無くなります。

私は小学生が全部通り終わるまでは、なるべく待っていようと思うので、 いつも7時45分から50分ごろまで立っていることになります。

子供たちに「おはよう」と声をかけるうちに、教会学校に来ている子供たちと ハイタッチをするようになりました。

すると、それ以外の子供たちも手を出してくるようになったので、 今ではほとんど全員の子供と、「おはよう」パッチンとハイタッチをします。

新一年生が通るようになると、お兄ちゃんやお姉ちゃんがハイタッチをしているのを じっと見つめながら、やがて自分も手を出してくるようになります。 小さい子供たちは私を見ると走り出して、ニコニコ笑顔でタッチしていきます。

それで、冒頭の「アッ、タッチおじさんだ」になったのです。

先日は、あるお母さんから子供が学校に行きたがらないのだけれど、 「ほら、おじさんが待ってるよ。」と言って送り出すのですよと言われて、 少しは役に立てているのかなと嬉しくなり、さらに「緑のおじさん」が楽しくなりました。

また、十字路の所で、他の方向から来るお友達と待ち合わせて、学校に行く 子供たちもたくさんいます。その子供たちが待っている間に学校のこと、 家での出来事等たくさんお話してくれます。

また、新学期の初めには夏休みの作品をわざわざカバンから出して見せて くれる子供たちもいます。きれいに書けた図画や貯金箱等の工作など、 お世辞じゃなく心から「上手にできたね〜」と言います。本当にみんなびっくりするぐらい 上手なのです。

毎日この子供たちに会うのが楽しみで街頭に立ちます。通る人に 「暑いのに大変ですね。」とか「雨の中大変ですね」などとねぎらいの言葉をかけて いただけるのですが、私の方が子供たちに元気をいただいている状況なのです。

これらの純粋でかわいい子供たちが、このまま順調に、明るく元気に育って くれることを、切に願います。そのために、私たち回りの大人たちの責任は重大だと感じます。 子供たちが素直に順調に育っていけるような良い環境を提供できるよう 頑張らねばと思います。

このように純粋な子供たちを神様は愛しておられます。

さて、イエスにさわっていただこうとして、 人々が子供たちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちは彼らをしかった。 イエスはそれをご覧になり、憤って、彼らに言われた。「子供たちを、 私のところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。 まことに、あなた方に告げます。子供のように神の国を受け入れる者でなければ、 決してそこに、入ることはできません。」そしてイエスは子供たちを抱き、 彼らの上に手を置いて祝福された。マルコ10:13〜16


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