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1年を振り返って

教会の対外的な年間最大行事であるクリスマスが終わって、ほっとして暦を見ると もう今年も数日となってしまいました。またまた、あわただしい年の瀬になりそうです。

しかし、新年は竹の節とおなじで、1年を振り返り、悔い改めるべきところは悔い改め、 気持ちを切り替えて新たな歩みを始めるための重要な時だと思います。

私たちはさらに一段ステップアップするために、この時を大切にしてまいりたいと思います。 そこでまず1年をしっかり振り返り、心を一新して新たな年に希望を持って進んで まいりましょう。

さてそこで、1年を振り返るための基準なるものが必要となってきます。私は、 それは愛だと思います。今年のわたしたちの言動の背後に愛があったのかどうなのかを 一つ一つ検証する必要があると思います。聖書はどんなに素晴らしい行為がなされても、 もし愛がなければ無だといっています。

また、たといわたしが預言の賜物を持っており、また あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じ、また、山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、 愛がないなら、何の値打ちもありません。また、たといわたしが持っている物全部を 貧しい人たちに分け与え、またわたしのからだを焼かれるために渡しても、愛がなければ、 何の役にも立ちません。Tコリント13:2〜3

私たちは、もちろんわたしを含めて、愛に名を借りた自己主張、自分の名声や栄光のために 発言し、行動することが間々あります。そういうものをほうっておくといつのまにか堕落して しまうことになります。

また、甘やかすことを愛と勘違いしている場合も多々あります。これも自己保身だったり、 放任だったりする場合があります。

しかし、一方厳しくすることも、ただ抑えられない自分の感情を爆発させているだけで、 相手を愛し相手の成長を真に願っての行為でないこともよくあります。

人間の弱さは昔から変わらないようで、聖書には以下のような戒めがあります。

「人に見せるために人前で善行をしないように 気をつけなさい。」

「施しをする時には、人にほめられたくて会堂や通りで施しをする 偽善者たちのように、自分の前でラッパを吹いてはいけません。」

「祈る時は、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、 人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。」

私たちも気をつけたいと思います。今年一年の歩みを来年の成長のステップとするために、 お互いに1年を真摯に振り返って心の底を覗いてみましょう。

わたしは今年も各地の学校やその他の集まりで講演をさせていただきました。 講演に出かける前に、愛を持ってへりくだってと自分に言い聞かせて出かけます。

しかし、終わって皆様からよい反応をいただいたり、賞賛されることなどがあると、 いつのまにか有頂天になり心地よくそれらを聞いている自分が見えるときがあります。

小さな器を神様が愛と励ましを与えるために用いてくださっているだけなのに、 恥ずかしい限りです。しっかり悔い改めて、来年は相手の益を常に考えて へりくだって行動してまいりたいと思います。

神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いた心。 神よ。あなたは、それをさげすまれません。詩篇51:17


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