040201
わが家の目標(ルール)紹介
素晴らしい家庭ルールとかはないのですが、子供達2人成人して、 結果的に良かったと思うことを幾らか書かせて戴きたいと思います。
まず、「いつも感謝しなさい。」感謝することは私たちの思いを明るい方に導き、 へりくだる思いを与えるからです。
子供達が20歳の誕生日にそれぞれが「お父さん、お母さん20年間育ててくれて ありがとうございました。おかげ様で成人することができました。」と電話して 来てくれました。また、祖父母には感謝の葉書を書いていました。
人は自分一人で生きているのではないこと、回りの人々の支えによって今の自分が あることをしっかりと自覚してくれたからだと思います。
次に、「子供は貧しく育てる。」貧しさは人を強くし、価値観を広げないことは、 幸せを感じる機会を多くします。
子供達は2人とも東京大学に進学しましたが、彼らは生活費を自分で稼ぎながら、 仕送りを求めないで卒業してくれました。その上、自分でパソコンを買い、 自動車免許も取得しました。私の大学時代とは大違いです。彼らが小さい時、 貧しい経験をさせたことが良い結果を生んだものと思います。
また、「他者の痛みを分かち合える思いやりを育てる。」人の痛みを知り、 仕えることは関係を良くし、喜びを生み出します。
経済的に苦しい時でも、飢餓募金は絶やさずに行なって来ました。 いま子供達が飢餓募金やあしなが募金に参加していることを聞き、 彼らの成長を喜んでいます。
今の時代は、必要でないものが溢れています。周りに流されないように、 しっかりしたポリシーを持って、「よそはよそ、うちはうち」の考え方が 非常に大切だと思います。
最後に私の理想は、実話小説「塩狩峠」の主人公の父親が残した言葉、 「私が生前、話したこと、行なったことの一つ一つが私の遺言だと思って欲しい、 私はそのようなつもりで生きてきた。」というような確かな生き方です。 到底無理ですが少しでも近づくことができたら素晴らしいと思っています。
わが子よ。あなたの父の命令を守れ。あなたの母の教えを捨てるな。 それをいつも、あなたの心に結び、あなたの首の回りに結び付けよ。これは、 あなたが歩く時、あなたを導き、あなたが寝る時、あなたを見守り、あなたが目覚める時、 あなたに話しかける。命令はともし火であり、教えは光であり、訓戒の為の叱責は いのちの道であるからだ。箴言6:20〜23
これは先日発行された喜入町親切運動20周年記念誌に、 「我が家のルール」という題で投稿を頼まれて書いた分です。 実際の記念誌には紙面の都合もあって、ところどころ割愛させていただいて載せてあります。