040314
テレビ取材
先日、社会教育課の草野先生から、「今度喜入町にMBCのテレビ取材が 入ることになりました。内容的には、<1家庭1家訓>の実践について3家庭ぐらいを 取材したいということですけど、取材に答えてもらえませんか。」という旨のお電話を いただきました。
実は、以前鹿児島市の社会福祉協議会での募金の取材を受け、テレビで放映されたことが あったのですが、映し出された自分の顔を見て、テレビのアップには耐えない自分の姿に 驚いた経験があり、少しトラウマになっていました。しかし、自信がないまでも お引き受けすることに致しました。
内容的には、30分の番組で、その間に喜入町と姶良町の2町での模様を放映すると いうことで、喜入町では最初、総合運動公園で行われる子供たちの<ペットボトル ロケット飛ばし大会>の模様を撮影し、その後に数家庭で「1家庭1家訓」の取材を するというものでした。
取材当日は、3月には珍しい小雪が舞い散るほどの寒い日になりました。 私たちは日曜日なので午前中礼拝を行ないましたが、元気な子供たちは集まって 大会を行ったようでした。
午後2時に取材のために、県の教育委員会の方、MBCの番組担当の方、アナウンサー、 カメラマン、音声さんに草野先生と大勢で来られました。
1度玄関で挨拶してから、「入るところから取りますので、もう一度中に入ってください」 ということで、再びドアを閉めて中で待ちました。
外から「・・・・です。それではお宅を訪ねてみましょう。」という声がかすかに 聞こえてきました。緊張して待つと、ピンポンと音がします。すぐ出ると待ってた みたいでおかしいかなと思いながらも、思わず「はあ〜い」と返事してドアを開けて しまいました。
それから、教会の母子室で取材が始まりました。「まず、家訓をこの半紙に書いて ください。」と半紙と筆を手渡されました。
毛筆は小学校の頃から苦手です。しかも皆さんの見ている前で書くことになるとは 大変なことになったと思いながらも、心を決めて余り目立たないように小さな字で、 《自分のしてほしいことを他の人にしなさい》と《よそはよそ、うちはうち》と書きました。 お世辞にも綺麗な字とは言い難い字ですが、「これで良いですか。」と聞かれ、 何回書いてもさして変わらないと思い、「はい、良いです。」と答えて渡しました。
すると、それを撮影した後、「それでは取材をはじめさせていただきます。」と言われ、 アナウンサーからの質問が始まりました。私としては、打ち合わせとかリハーサルが あるものと勝手に思っていましたので、少々慌てましたが、《自分のしてほしいことを 他の人にしなさい》というのは聖書のみ言葉で、積極的な勧めなので、人とのかかわりの なかで大切だと思ったこと、また《よそはよそ、うちはうち》は回りに流されないで、 何が重要かをいつも吟味すべきことを、何とか話すことができました。
「はい、終わりました。ありがとうございました。」と言って帰り支度をはじめられました。 帰るとき、放映はMBCテレビで3月20日の朝10時からの「ふるさと鹿児島」の中で 行います。最初の方に流しますのでご覧ください、「また放映のビデオを送りますので お受け取りください。」と仰られて、皆さん寒空の中で帰っていかれました。
それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にも そのようにしなさい。これが律法であり預言者です。マタイ7:12
私たちはともすると、あれをするな、これをするなという戒めの中で日々を 送ってしまうことがあります。しかし、積極的に他の人に愛をもって接する時、 それらの戒めはすべて全うされるのです。