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040530

町探検

小学2年生の生活科の学習で、「町探検」という時間があります。子供たちが5〜6人の 小グループに分かれて、町内のいろいろなところで働く人々の様子をインタビューして回ります。

今年も2年生の担任の先生から、「町探検で教会に行きたい子供たちがいるのですがいいですか」 とのお電話を頂きました。

楽しみに待っていると、可愛い2年生の女の子が5人、引率のお母さんに連れられて、 教会を訪ねてきました。教会に着くと5人で「こんにちは。入ってもいいですか。」と 口をそろえて挨拶をしました。そこで、「どうぞ、どうぞ。待ってましたよ」と皆を 会堂に招き入れました。

子供たちがきちんと椅子に座ると、質問が始まりました。

「教会では何をしているのですか?」

当然とは言えまともな質問に、一瞬面くらいました、というのは昨年訪ねて来た子供たちは、 教会とはおよそ関係のない「お庭にはどうして花を植えているのですか?」というような 質問ばかりだったからです。

思わず、「今年の子供たちはしっかりしているね。」と感心しながら答えました。

「教会は聖書のことを教えているところです。喜入町ばかりでなく、頴娃町や山川町や 川辺町からも礼拝に来ています。」一つ一つ町の名を言うたびに、子供たちが 「あっ、知ってる、知ってる」と相槌を打ちます。

小さいのによく知ってるねと感心しながら、「一番遠い人は大隅町の岩川から来てます。」 ここまでは知らないだろうと思っていると、ひとりの子が「知ってる、知ってる。 おばあちゃんが住んでる所だ。」とニコニコ笑いながら教えてくれました。

「また、私たちの教会では、世界の飢餓で食べられない人たちの為に募金をしたり、 またそのことを学校にお話をしに行ったりします。また、障害者が作った作品を 買って助ける働きなどもしています。」とお話しました。

次の質問は「嬉しいことはどんなことですか?」でした。

「そうですね。沢山の人たちが教会に来てくれる事です。クリスマスは皆さんみたいな 子供たちが沢山きてくれるのでとっても嬉しいです。」と答えました。

子供たちは私たちが質問に答えるのを一生懸命メモにとります。まるで、可愛い新聞記者さんと いった感じです。

ひとしきり質問が終ると、私のほうから質問をしました。

「今日はどこどこに行ってお勉強をするのですか?」

子供たちが、「まず、郵便局に行ってきました。次が教会で、この後喜入保育園に行きます。」 と教えてくれました。

すると、時計係の女の子が、「あっ時間オーバーした、次に行かないと」と言い、 みんなで一緒に「今日はありがとうございました。」と声をそろえて、お礼を言って立ち上がり、 次に向かって元気に出発していきました。

子供たちと話し、子供たちの純真な姿に触れる時、こちらまで素直な心になれたような 気がしました。

しかしイエスは、幼子を呼び寄せて、こう言われた。 「子供たちを私のところに来させなさい。止めてはいけません。 神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなた方に告げます。 子供のように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこには、 はいることはできません。」ルカ18:16〜17


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