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040725

アヴェ・マリヤについて

鹿児島女子高のコーラス部の盛山先生から、今度のコンクールで『アヴェ・マリヤ(意味)()』を歌うので、 そのキリスト教的背景を教えてくださいとのお電話をいただいたので、夫婦揃って喜んで行かせて頂く事にしました。

まず、音楽室の隣にある先生のお部屋に伺い、挨拶をしていると、女学生が丁寧なお辞儀をして入って来られ、 私たちのお茶やお菓子を用意してくれました。

しばらくして、お話のために音楽室に入ると、50人ぐらいのコーラス部の学生さんが、綺麗に整列し、 起立して迎えてくれたので、いささか戸惑いました。

それから、コーラス部のみんなで私たちのために歓迎の歌を綺麗な声で歌ってくれました。今から、 お話しないといけないのに、その綺麗なコーラスにすっかり魅了され、ずっと聞いていたいような気持ちになりました。

私の話が始まると、皆が真剣にメモを取りながら聞いていてくれました。お話を始めるまでは、 彼女たちにとってキリスト教のお話なんて、余り興味がないだろうし、退屈してしまうのではないか。 余り真剣に聞いてはくれないのではないかという一抹の不安が私の心にありました。

しかし、彼女たちの一言も聞き漏らすまいという真剣な眼差しを見た瞬間、一瞬のうちにその不安が吹き飛んでしまいました。

約1時間、「アヴェ・マリヤ」の背後に流れるキリストの降誕とマリヤの信仰、さらに救い主が生まれて こなければならなかった、人間の罪の現実等をお話させていただきました。

お話を終えて質問の時になると、6〜7人の人がいろいろな角度から、真剣にまた礼儀正しく疑問点を質問されました。

普通の講演会では質問等はほとんど出ないので、いささかびっくりさせられましたが、これが彼女たちの 真剣さの現われであり、私の拙い話を熱心に聞いておられた証しだと感じ嬉しくなりました。

お話を終えて先生のお部屋で、私たち夫婦と先生ご夫妻としばらく談笑しましたが、その時も女学生が 冷たいお茶とお菓子を出しに来てくれました。

驚いたことに、私たちが帰る時まで彼女たちは外で待っていてくださり、私たちが車で門を出るのを整列して、 感謝の歌声を響かせながら見送ってくれました。

ああ、こんなことなら先生と余り長く話していないで、すぐ出て来てあげたらよかったのに、とつくづく思いました。

近頃は、テレビ等で女学生を見るたび、がっかりさせられ、昔の清純な女学生のイメージが急速に崩れていく 思いをさせられていたので、こんな近くに、こんなに純粋で、熱心で、礼儀正しい素敵が女学生がたくさんいたのだと知って、 とっても嬉しい気持ちにさせられました。

彼女たちのすがすがしい、好感を持てる姿勢に、いままで数々の素晴らしい成績を残してこられたことの 一因を垣間見ることができた思いがしました。この子たちだったら、きっと今回のコンクールでも素晴らしい 成績を収められるものと確信しながら家路に着きました。

ですから、私は願うのです。男は、怒ったり言い争ったりすることなく、どこででも 聖い手 を上げて祈るようにしなさい。同じように女も、つつましい身なりで、控えめに慎み深く身を飾り、 派手な髪の形とか、金や真珠や高価な衣服によってではなく、むしろ、神を敬うと言っている女にふさわしく、 良い行いを自分の飾りとしなさい。Tテモテ2:8〜10


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