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041114

神のデザインされた自然を満喫する

11月1日から喜入町が鹿児島市に吸収合併されました。それにともなって、私の毎朝のボランティアも少し変わってきました。 それは、市の交通安全保護委員としての委嘱を受け、毎日制服を着て帽子をかぶって街頭に立つようになったからです。

子供たちから、「おじちゃん警察官になったの?」とか「何でそんな格好をしているの?」、「いつまでその格好をするの?」 とか冷やかされます。

いままではジーンズなどの気楽な格好で、子供たちの登校の安全を図りながらも、親しく挨拶を交わし、 学校や家庭での出来事等のお話をも聞いたりして、毎日楽しくやってきました。

しかし、新しい制度に従い、このいかめしい制服制帽の格好で街頭に立つようになると、子供たちが今までのように、 気軽に声をかけられなくなるのではないかと少し心配でした。

しかし、子供たちは以前と同じように、「おじちゃーん、へんな帽子」「なーんか、似合わなーい」なんて冷やかしながら、 昔とちょっとも変わらない態度で、接してくれます。

このような純粋でかわいい子供たちに支えられて約10年間も続けてこられたのだなと感謝の思いで一杯です。また、 喜入町の環境も鹿児島市になっても、実際は少しも変わることはありません。相変わらず、周りは自然がいっぱいの素晴らしい、 のどかな町です。

今日も、街頭に立っていると2年生の女の子たち3人が私の近くに来て、あっ、引っ付いたと言ってはしゃいでいました。

よく見ると私の制服の上着のすそに、くっつき種のオナモミが何個かぶら下がっています。子供たちが登校の途中に この種を見つけて、採ってきたものと思います。

爆弾のような形をしたオナモミの実は、私たちが小さいときも、知らないうちによくズボンのすそや、バッグに くっついていたものでした。私たちはそれを集めて、友達と投げ合って遊びました。当時の子供たちにとっては 格好の遊び道具だったのです。

しかし、女の子たちが昔と同じようにくっつけあって、遊んでいる姿を見ると、自然に触れあえるこの子供たちは 幸せだなと思います。

オナモミの実は私たちや野原を歩く動物たちによって遠くに運ばれて行き、テリトリーを広げていきます。 これは彼らが考えて、やり始めたことではなく、はじめから神様がそのように決めて作られたからです。

いろいろな種類の種があり、はじけて回りに飛び散るものや、綿帽子のように風に吹かれて飛んで回るもの、 鳥に食べられて遠くに運ばれるもの、また、オナモミのように人や動物にくっついて運ばれるものさまざまです。

しかし、これらの植物の姿は偶然そのようになったわけではなく、また植物が子孫を残すために考え出したものでもなく、 すべて神様がデザインされたものなのです。

神が、「地は植物、種を生じる草、種類にしたがって、その中に種のある実を結ぶ果樹を 地の上に芽生えさせよ。」と仰せられると、そのようになった。それで、地は植物、おのおのその種類にしたがって種を生じる草、 おのおのその種類に従って、その中に種のある実を結ぶ木を生じた。神は見て、それをよしとされた。創世記1:11〜12

私たちは神が創られた、神の作品の中に生かされています。神様のデザインは非常にユニークで、楽しいものでいっぱいです。 私たちはその作品を見て安らぎを覚えたり、喜びを感じたり、励ましを得たりします。神の創られたものはすべて素晴らしいです。

子供たちもこの神の造られたものに触れながら、豊かな感性を磨いてほしいと願います。


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