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050320

春はそこまで

3月の中旬だというのに、朝起きて外を見ると雪が舞い落ちていました。山を見ると真っ白い雪をかぶって銀世界です。 そして、山手から下りてくる車は、どれも屋根に雪を乗せて走っています。 今日は日曜日で礼拝日、教会員が無事に来られるか心配になります。

頴娃町から山を越えて来られる親子がいます。山川町の山手に住んでいるご夫妻もいます。それに、川辺町の山手に住んでいる 男性や、遠くは曽於郡大隅町岩川からはるばる来られる男性までおられます。 一人ひとりについて無事、雪道を越えて来られるか心配します。

しかし、私の心配をよそに、朝の8時ごろになると雪もすっかりやんで日が照り始め、 10時前には一人ひとりが元気な顔で集まってきました。

いつもと同じように皆で礼拝をし、そのあと一緒に食事をしていると、頴娃町から来ている小学1年生の優ちゃんが、 「先生ほら・・・」と何やらティッシュに包んだものを差し出しました。

「どれどれ」とそれを開けて中をのぞいてみると、小さな土筆がたくさん入っていました。「これ、どこで取ったの」と聞くと、 教会の裏庭で採ってきたというのです。

なかなか、今まで見ても気付かなかったけれど、どうやら裏庭には土筆がたくさん生え出てきているようです。 まだまだ風は冷たいけれど、春はもうそこまで来ているのだなと感じました。

私たちは季節を見分ける術を知っています。しかし、最も重要な時を見分けることを おろそかにしているとイエス様は言われます。

イエス様はこの世の終わりに私は再び現れると言われました。それに対して弟子たちが、「あなたが来られるときや、 世の終わりにはどんな前兆があるのですか」と聞いたとき、次のように答えられました。

「私はキリストだ。」といって人を惑わす者が大勢出てくる。また、偽預言者が多く起こって、人々を惑わします。 さらに、民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉と地震が起こります。また、多くの人たちの愛は冷たくなり、 不法がはびこるようになります。・・・

イチジクの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかくなって、葉が出てくると、 夏の近いことが分かります。そのように、これらのことのすべてを見たら、あなた方は、 人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。マタイ24:32〜33

世界には偽キリスト、偽預言者がたくさん出てきて、多くの人を惑わしています。又、世界各地で国内紛争や国同士の対立が起こり、 飢饉は世界中に広がり貧富の差がますますはっきりしてきています。地震においては、大地震の周期が30年に一度、20年に一度、 10年に一度と、どんどん早まってきて、今では毎年大地震のニュースを聞くようになりました。

又、幼児虐待やドメスティック・バイオレンスなど家族間の愛も明らかに冷えてきています。また、自分だけよければいいという ような振り込め詐欺や、農家の方が丹精をこめて作られた作物を収穫期に来て持ち去るという昔では考えられなかったような事件が 起きてきています。さらに、エネルギー問題や地球環境の問題等終末を予感させる出来事に私たちは囲まれて生活しています。

だから、目を覚ましていなさい。あなた方は、自分の主がいつ来られるか、 知らないからです。マタイ24:42

いたずらに人々の不安をあおるようなことはするべきではないですが、世の終わりはちょうどノアの日のように、人々が飲み食いし、 饗宴にうつつを抜かしているとき突然訪れるといっています。自分の罪を悔い改め、救い主を信じて、誠実な歩みを心がけるならば、 イエス様は喜びのうちに私たちを迎え入れてくださいます。


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