050522
思い煩うな
例年通り教会の玄関前にツバメの巣が作られ、ツバメのつがいが盛んに出入りするのが見られました。また今年は牧師間の 玄関の方にもツバメが巣を作ったので、両方でツバメの雛達の成長を見られると喜んでいました。
しかし、先日外出から帰って来ると、教会の玄関に土の塊が散乱していたので、びっくりして上を見上げると、巣の上のほうの ３分の１ほどが壊れ、ツバメ達がいなくなっていました。
この巣は昨年ツバメの雛が巣立って、空になっていたところに雀たちが来て３分の２ほど壊していたものを、今年帰ってきた ツバメが修復したものです。
修復した巣は継ぎ目から壊れることがあると聞いていたので、彼らの補強が甘かったのかなと思って見てみましたが、どうやら 継ぎ目とは違うところで壊れているようなのです。
それでは外敵に襲われた可能性もあるなと思いました。近くにカラスや雀が来るとつがいで盛んに威嚇して、追い払おうと しているすがたを良く見かけたからです。
しかし、しばらくすると家主のツバメらしきつがいが近くの電線に止まって、巣のほうをうらめしそうに見つめています。 尤もツバメの顔の表情なんて私に分かりっこないのですが、なんとなく寂しそうに見えました。
しかし、彼らが本気になれば１日もあれば元のかたちに修復できるだろうに、ただ見つめているだけで、巣を修復する様子は 全く窺えません。
すでに卵を産んでいたのか。今から産卵する予定だったのかはっきりは分かりません。しかし、もし産卵が済んでいたならば 殻が下に落ちてくるはずだから、多分産卵前だったのでしょう。それなら早く産む場所を確保しないと大変じゃないかと 心配で気が気ではありません。
一方、牧師館前のツバメの方はすでに産卵して、母鳥が卵を温め始めているように見えます。だから尚更、教会前のツバメ達に 「おーい君達、大丈夫か」と聞いてみたいところです。
もし、私がツバメ語が話せたら、また彼らが日本語を理解できたら解決の道を探ることができるのに、私はただやきもきして 見ているだけで、何にもできません。ただ、彼らがどこかもっと良いところを見つけてそこで子育てをしてくれたらと願うのみです。
人間はよく思い煩う動物ですが、聖書は思い煩うな、はっきり言っています。しかし、思い煩う人は思い煩うような問題があるから、 思い煩うのであって、思い煩うなと言われてやめられるほどの問題なら最初から思い煩わないのです。
しかし、思い煩いはただ自分を精神的に追い込むだけで、何の解決にもなりません。思い煩うときは必ず自分の能力を超えた どうすることもできない問題が目の前にあるからです。自分ではどうすることもできないから思い煩っているのです。
だが、聖書には自分の能力を超えた問題は私に持ってきなさい、私が必ず解決してあげるから、だから何事も思い煩わないで いなさい、と言っているのです。
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝を持ってささげる祈りと願いによって、あなた方の 願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなた方の心と思いとを キリスト･イエスにあって守ってくれます。ピリピ４：６〜７
神様はあなたの問題をすべてご存知です。そして、あなたを助けたいと願っているのです。ただ、あなたが正直にあなたの問題を 解決してくださいと祈るなら、どのような問題も解決してくださいます。そのことを通して神が愛であり、あなたが愛されている ということを教えてくださるのです。ただ、素直になって主の愛を体験しましょう。