050619
体験学習「田植え」
喜入小5年生の体験学習「田植え」がありました。先日子供達に聞いたときは、今年は苗の具合が悪くて7箱のうち1箱だけが 順調に育っているだけで、後の箱は一部枯れていたり、苗の生長が悪かったりで、今苗のお医者さんに見てもらってるんだよと 心配そうに教えてくれました。
当日の朝、女生徒が「おじちゃん、今日田植えに来る。」と聞いてきました。私は「皆が田植えする姿を見て見たいと思っているけど、 今日は時間が取れそうにないんだ。」と言いました。すると、「おじちゃん、今日来ないと秋、お餅を作るとき、食べられないよ。」 と教えてくれます。子供の発想って面白いなと思いました。
子供達から体験学習は、2時間目から4時間目までだよと聞いていたので、 10時半ごろ学習田のすぐ横の道を車で通ってみました。
子供達と、先生方、お母さん方が大勢集まっていて、それに地域の年配者が指導のために来ておられました。
子供達は張られた紐に沿って、一直線に並び、みな膝小僧近くまで泥水に浸かって、年配者の指示を待ちます。 「はい植えて」の指示に従って子供達はみないっせいに苗を植えて、「はい一歩下がって」の指示で一歩下がろうとします。しかし、 子供達は足をとられてなかなか思うように行きません。ようやく揃うと、それにそって紐が動いて新しく張られます。
そのように子供達は一歩一歩下がりながら、確実に苗を植えていきます。年配者は子供達がちゃんとできるように 大声で指示を出します。先生方とお母さん方は心配そうに土手の上から子供達に視線を送ります。そんな中、何とか不揃いながら、 子供達の手によって苗たちが植えられました。
明くる日、子供達に「田植え」の感想を聞いてみました。ほとんどの子供達が「楽しかった。」と言っていました。また、 「ぬるぬるして気持ちよかった。」という子も結構いました。ぬるぬるは気持ち悪いのかと思っっていたので意外でした。
そして、彼らの植えた苗を覗きに行くと、看板が立ててありました。それには「喜入一番田、コメコメキッズ、5年田組」と 子供達の字で書かれていて、それにかわいいカカシやかえる、それから稲穂の絵が描かれていて、それは通る人が思わず目を 留めて見入るようなかわいいものでした。
子供達は秋の収穫を楽しみに今日から毎日を過ごすことでしょう。私もまた、彼らの植えた苗の生長を楽しみながら、 あそこを通る日々が今年も始まりました。順調に育ってくれることを心から祈ります。
私が飢えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。それで、大切なのは、 飢える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。Tコリント3:6〜7
また、時を同じくして今日、玄関のツバメの巣の下で、小さなツバメの卵の殻が落ちているのを見つけました。ついに雛が誕生した のです。まだ、外からは見えませんが、きっと巣の中では小さな雛たちが一生懸命、与えられた命を生きていることでしょう。
雛ツバメ達もまた、巣から落ちたり、外的に襲われたりせずに、早く大きくなって勇姿を見せて欲しいものです。