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051106

長男の結婚V

彼の結婚を機に、彼のことを思い出していろいろ書いています。今日は彼が大学に合格した時、彼の高校から依頼されて、 書いた文章が出てきたので、以下にそれを載せたいと思います。

Boy's be ambitious in Christ!

彼が高校に入学するや否や、彼は志望校を某大学の医学部に決めました。彼の将来の計画実現のために検討され、決定されたもので、 申し分ない計画ではありますが、彼の実力等現実を見るとき、いかにもべらぼうな計画に思えました。

しかし目標は高いほうがいいだろうと思って、私も様子を見ながら励ますことにしました。ただ、彼の大きな目標が自分自身の栄光を 求める単なる野望になって、その達成がかえって傲慢な人格を造ることがないように注意しました。

「知識は人を高ぶらせ、愛は徳を立てます。」聖書

そこらは彼も十分理解してくれて、教会で行われる日曜の礼拝を初め、日、水、金とある夜の集会や毎朝6時から行われる デボーションの時を勉強より優先してくれました。このことは彼の勉強時間を圧迫しましたが、より大切な彼の人格の形成には大きく 役立ったと思いますし、またそのことを通して、彼が目標の大学に合格するという小さな視野での勉強ではなく、もっと大きな視点で それらのことを捉えていけるようになったのは大きな収穫だったと思います。

また、私の家は狭いので彼に勉強部屋や彼専用の机を与えてあげられませんでした。したがって、私といつも同じテーブルで 向かい合って勉強しました。彼が英語の勉強を始めた時は、やかましくて私の読んでいる本の内容が取れなくて苦労しました。また、 数学や物理の問題を解いているときは迂闊に話しかけられない緊張感が漂いました。

そしてまた、勉強のこと、将来のこと、人生についてなど話し始めると夜が更けるのも忘れて、遅くまで話し込み、何にも 勉強しないで寝ることもよくありました。

また、彼は医学部志望ということで理科は物理と化学を選考しましたが、生物も勉強したいといって教科書と問題集を 持ってきて始めた時は唖然とさせられました。ただでさえ時間がないのに彼は目標の大きさが全然理解できていないのではないかと 思わされました。しかし、彼は勉強を好きでいたい、あまり義務感から勉強して嫌いになりたくないとの意識があり、楽しく 勉強することを心がけていたようです。結局センター試験では理科3科目を受験したようです。

2次試験は親の心配をよそに、自信満々で出かけました。試験が終わってからの彼の電話は「(合格の)可能性がないこともない。」 でした。そのとき普段決してできたと言わない彼が勝算ありを匂わせる報告をするからには大丈夫だなと感じました。結果的には合格の 通知をいただきましたが、彼の実力を考えるならば決して尋常のことではなかったのです。彼の大志が主にあって叶えられたと心から 感謝しています。

また、彼は小学校から高校まで一度も塾や家庭教師にお世話になったことがなく、ただ学校の授業と問題集のみの勉強でした。 特に鶴丸高校の先生方には絶大な信頼を置いていました。

私も先生方の教育の熱意を強く感じた一人です。鶴丸高校は素晴らしい高校です。まだまだ今からも伸びる高校だと思います。 在校生の皆さん先生を信頼して学んでいっていただきたいと思います。素晴らしい結果が得られると確信します。(S君の父)

あれから12年、次男も同じ高校にお世話になり、今は3男がその高校に通っています。長男が開いた道を弟達も 続いてくれています。3人ともキリストにあって大志を抱き、神様のみわざを体験し、主のための良き働き人なって欲しいと 祈っています。


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