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051127

息子達の婚約式

11月20日に群馬の伊勢崎キリスト教会で行われる息子達の婚約式に出席するため、前日の朝8時30分、あわただしく母を ショートスティに送り出してから、大きな旅行カバンを持って、妻と二人で家を出発しました。

その日は午前中に結婚式の司式の予約がありましたので、鹿児島市内のホテルに行き、そこで司式を済ませて、それから 鹿児島空港に向かいました。

連休前の土曜日とあって、どこの駐車場も満杯で、なかなか泊めてくれるところが見つからなくて苦労しましたが、何とか 探し出すことができ、空港内に入ることができました。

そこで、昼食を摂ったり、お土産を買ったりして時間を潰しましたが、飛行機の出発時間が30分ほど遅れたこともあって、 結果的にずいぶん長く待つことになりました。

私たちは、ディズニーランドに行ってこられたという方から、「向こうは寒くて風邪をひいてしまった。」という話を聞き、また 群馬は寒いという息子からの情報もあって、かなり着こんだ上に、さらに厚手のコートを抱えて待合コーナーに座っていました。 周りの人はみな軽装なので私たちの格好が滑稽に見えるかなと思いながらも、東京からの便で降りてこられる方々の服装を見て、 これで良いんだと自ら納得していました。

午後3時に出発した飛行機はぐんぐん高度を上げていきます。飛行高度9100メートル、飛行速度644キロメートル、 外気温度マイナス36度という表示が出て、外を覗くと雲が眼下にあり、雲の合間から町々が小さく下に見えました。

地上を少し離れただけでも、この世の出来事がとっても小さなことに思えてきます。神様はもっともっと大きな視野でこの世を 見ておられるのに、どこどこの部長だとか社長だとか、大きな家を持っている、高級車に乗っている、立派な家具を持っているなんて ちっぽけなことに人生をかけている私たち人間が何だか哀れに思えてきます。

あたかも、蟻の世界で俺の方が大きいとか俺の方が力がある、俺はハンサムだなんていって争っている滑稽な姿と 自分達がダブって見えてきました。

私たちがへんなプライドを捨て、自分達が小さい存在だと気付く時に、へりくだり、愛し合い助け合って生きていくことの大切さが 分かるようになるのでしょう。

明日の婚約式は、息子達がへりくだってお互いに仕えあっていくことを確認する機会となって欲しいと思います。

高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。へりくだって貧しい者と共にいるのは、 高ぶる者と共にいて、分捕り物を分けるのにまさる。箴言16:18〜19

さて、2時間足らずのフライトで羽田空港に着くと、さすがに東京は寒くて、早速コートを着こんで、息子達の指示 (事前に群馬までの詳細を送ってくれていた。)に従い、お弁当を買って、群馬・伊勢崎行きのバス停のある4番乗り場を探して そこで1時間ほど待ちました。

そして午後5時40分発のバスに乗車しました。出発したバスは渋滞した高速道路を止まったり、走ったりしながら高層ビルの中を ぬう様に進んでいきます。都心を過ぎるとバスは周りが薄暗くなった高速道路をスピードを上げて目的地に向かって急ぎ始めます。

午後8時30分すっかり暗くなった伊勢崎のバス停に着くと、益川さんのご家族、ご両親とKさんそれにお兄さんまでもが 寒い中、迎えてくださいました。また、範洋君も先に着いて来ていました。

簡単なご挨拶と紹介が終わると、Kさんと範洋君が車でホテルまで送ってくれました。ホテルには光世君が来ており、しばらく 交わってから、彼らは予約していた違うホテルへ帰っていきました。長時間の移動で疲れた私たちは明日の範洋君とKさんの 婚約式のことを思いながら、すぐ眠りにつきました。


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