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060129

何を基準に生きる?

あるヤクザが話しているのを聞きました。

親分が『俺はどうしても欲しい所があるんだが、そこの住民が幾ら脅しても立ち退かないんだ。』と言うと『親分、そんなの かんたんでっせ。その家の周りで豚を飼いましょ。豚を。』

脅して無理やり立ち退かせたら犯罪になる、しかし豚を飼って出て行くように仕向けても犯罪にはならないと言うことだろうと 思います。昔イスラエルの王アハブの宮殿の直ぐ隣にナボテという人のブドウ畑がありました。アハブ王はそれを欲しがりましたが、 ナボテは先祖からの土地を売ることはできませんと断りました。すると。アハブは不機嫌になり、宮殿に帰って自分の部屋に 閉じこもって食事も取ろうとはしません。不審に思った妻のイゼベルが、彼にナボテの畑の件を聞いて、「あなたは王様でしょう。 大丈夫です。私がその土地をあなたにあげましょう。」といってナボテを殺してその土地を取り上げて、アハブに渡しました。

自分の欲望のために人を平気で犠牲にする。そのような風潮がライブ・ドア問題や耐震偽装問題等で、近年顕著になってきたように 感じ、不安を覚えます。

先日、時代の寵児といわれたホリエモンことライブ・ドアの堀江社長が不法株取引で逮捕されました。彼は学生時代に会社を建て上げ、 企業買収を繰り返し、ものすごい勢いで成長して、若者の憧れの人となりました。

彼ははっきりと、「お金がすべてだ。お金があったら何でもできる。」と豪語していました。フジテレビの買収騒ぎの時も、 「もし乗っ取られたくなかったら株を上場しなければいい、上場した以上はそういうこともありうると思うべきだ」と話していました。 確かに彼の言うことは間違ってはいません。しかし、なんとなく釈然としないものが残ります。

もともと日本人は非常に倫理観に長けた民族だと思います。思いやりがあり、相手の痛みをともに感じられるところが日本人の すばらしいところです。先ほどのアメリカでのハリケーンで、どさくさにまぎれて商店から品物を略奪する光景がテレビで 報じられましたが、阪神淡路大震災の時は一切そのような姿は見られませんでした。日本人が如何に自分の利益より人の傷みを先に 考えられる民族かがわかります。

昔から日本人は勤勉で働き者でした。また、自分のことより人のことを考える『思いやり』という言葉を大切にしてきました。 法に触れるか触れないかですべてを判断するのではなくて、もっと温かい心、思いやりを持って生きてきました。

この世の法律とは私たちが社会生活していく上で問題が起こらないようにする人間が決めた取り決めです。しかし、私たちには神様 から与えられた良心というものがあります。たとえ法に触れなくても神様は良心を通してそれが正しいかどうかを教えてくれます。

先のライブ・ドアのような企業買収によってあっという間に財を蓄えるような簡単な金儲けが若者達に夢と希望を与えてきたとする なら、ホリエモンの逮捕によって、やっぱり地道に努力して働くことが大切だと日本の若者達に考え直して欲しいと思います。また、 耐震偽装問題のように、人の幸せをないがしろにして金儲けすることも自分を幸せにしないことも知ってほしいです。

直ぐな人の誠実は、その人を導き、裏切り者のよこしまは、その人を破滅させる。 財産は激しい怒りの日には役に立たない。しかし正義は人を死から救い出す。潔白な人の道は、その正しさによって平らにされ、 悪者は、その悪事によって倒される。直ぐな人は、その正しさによって救い出され、裏切り者は、自分の欲によって捕らえられる。 箴言11:3〜6

たとえこの世ではうまくごまかせたとしても、必ずすべてが明らかになる時が来ます。目先の損得に振り回されないよう誠実に、 良心に恥じぬように生きていきたいものです。

人間には、一度死ぬことと死後に裁きを受けることが定まっている・・・ ヘブル9:27

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