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060312

すべてが恵みの内に

祝福のうちに長男達の結婚式を無事終えることができました。結婚式は、長男達の希望で、鹿児島市内の町並みと、錦江湾に浮かぶ 桜島を背景に挙式することができる、山上のホテルの屋外ですることに決定しました。群馬や東京から来られる方々にこの素敵な景色を プレゼントしたいとの二人の思いが伝わってきます。

当初の天気情報では当日は雨の予報で、かなり心配しましたが、日にちが近づくに連れて晴れの予報に変わってきました。しかし、 いくら晴れるとはいえ、3月の初旬の山上は、まだ風が冷たく、さらに挙式時間は式場が日陰になってしまう厳しい時間帯です。

昨年の日記を見ると3月5日は「山上が積雪のため、宮崎から来られる予定の方が来られなかった」と書いてあり、さらに次の日の 日記の書き出しは、「朝起きるとあたり一面の銀世界・・・」でした。

そのような厳しい状況の中、長男からの要望はメッセージを長くして、その中で結婚の意義について御言葉から話して欲しい、 メッセージ部分はそれまでの司式と雰囲気を変えてリラックスして聞けるようにジョークも交えて話して欲しいというものでした。

普段は30分程度の挙式にメッセージを入れると、どうしても50分はかかる勘定になります。たとえ晴れの良い天気でも、山上で しかも日陰の屋外での挙式、司式をする私としては出席者の様子を見ながら司式を進めていく必要があります。寒そうにしている 列席者を無視していつまでも話し続けるわけにもいけません。したがって、どこででもメッセージを閉じることができるように準備をし、 心備えしなければなりませんでした。

初めは良い天気を与えてくださいと祈っていましたが、式が近づくに連れて雨で、屋内でも良いかなんてすっかり弱気になって しまいました。

しかし、式当日は私の心配をよそに、暖かい素晴らしい天気になりました。昨日まで吹いていた強い風も全くありません。おまけに 気温はぐんぐん上がり20度ほどになりました。

式場からは素敵な桜島の全景が望め、日陰でもほとんど寒さは感じません。挙式は予定通り準備したほぼすべてを行うことができ、 メッセージ部分もそれまでと雰囲気が変わり、リラックスした中で進めることができました。司式をしながら、50分の式が随分短く 感じられました。また、遠方から来てくださった方々もこの絶景を堪能され、また挙式のメッセージにも満足してくださった様子 でした。

披露宴が始まり、会場からもガラス越しに雄大な桜島、その前に広がる青い海と町並みが見えていました。そして、宴が進むに連れて 町に灯がともりだし、宴が終わるころには、そこがきれいなネオンの海に変わり、湾上には航行する船の明かりが見えました。

二人が企画した披露宴は、開園の祈りから始まり、食前の祈りなど主の恵みに感謝する祈りのうちに進められ、素敵な賛美やハーブの 演奏が続き、和やかで聖い雰囲気のうちに閉じられました。みなから心が洗われるような素晴らしい披露宴でしたとの賛辞をたくさん 戴きました。

しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちを導いてキリストによる勝利の行列に加え、至る 所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、 神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。Uコリント2:14〜15

新婦のかおりさんの名前は上の聖句から取られました。この結婚式と披露宴はまさにかぐわしいキリストのかおりとなった二人の 新しい門出となりました。


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