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060625

子ども達よ、夢に向かって頑張れ

5年生の女子5人が、私が立っている交差点で待ち合わせをして一緒に学校に向かいます。待つ間に色々な話をしてくれます。 昨日は早く来た二人でクイズを始めました。

マナちゃんが「『ねや』って10回言って。」と言い、ミーちゃんが「ねやねやねや・・・」と続けました。そこでマナちゃんが 「質問です。」と言って、「家の上にあるのは何?」。即座にミーちゃんが「屋根。」と答えます。すると、「ブッブー残念でした『空』 です」。そして次は「『3と1』と10回言って。」、ミーちゃんが「3と1,3と1,3と1・・・」、質問です「パンとパンの間に ソーセージが挟んであるのは何?」。それを聞いてた私が横から「サンドイッチ?」と答えると、「ブッブー残念でした。『ホットドッグ』 でした。」なーるほど、早合点。今子供たち中に、面白い遊びが流行っているんだなと思いました。

今度は4年の女の子がいきなり「おじちゃん、サポーターってわたし大嫌い。」と怒った声で言ってきました。私が「どうして?」と 聞き返す前に、「だって負けたら選手に卵や水を投げつけるんだよ。私見たもん。それだったら自分でやって見ろって言うんだ。」と かなり憤慨した様子で話しながら大股で歩いて行きました。きっとワールドカップサッカーを見ていて、 そういう光景を見たのでしょう。

しばらくすると1年生の女の子がふたりで話しながら歩いてきます。そして、私の所に来ると、いきなり1人の子が「あのね、 おじちゃん、わたしね、大きくなったら美容師さんになりたいの。」。するともう1人が「私、看護婦さん。」と言います。そして、 ふたりで「おじちゃんは小さい頃、何になりたかったの。」と聞いてきました。そこで「野球選手。」と答えると、ふたりとも、何と 非現実的な夢なんだろうと言わんばかりに、プッと可笑しそうに笑いながら登校して行きました。そう言えば先ほどのマナちゃんは 女医さんになりたいと言ってたな。みな小さいのに、夢を持って、夢に向かって歩いているって偉いなと思いました。

ここの交差点は中学生もたくさん通ります。中学生は数日前に中間テストが終わったばかりです。子ども達に向かって「試験の 結果はどうだった?」と聞きます。私はテスト期間中、朝ごとに「頑張れよ。」と声をかけてきたので、聞く権利はあると勝手に 思っているのです。すると、「ぜんぜん駄目だった。」とか「まあまあだった。」とかの言葉が返ってきます。しかし、1人の 女の子だけは「良かったです。」とはっきり答えてくれました。彼女は試験中も「どうだった。できた?」と聞くと「はい。 できました。」と答える、部活にも勉強にも、いつもベストを尽くしている子です。

そこで、「将来、何になりたいの?」と聞いて見ました。すると「学校の先生になりたいです。」と答えます。そこで「何の 先生になりたいの?」と聞くと、「英語の先生です。」との返事が返ってきます。私が「ところで、お父さんも先生だったっけ?」と 言うと、「はい、そうです。」と答えます。そこで「何の先生なの?」と聞くと、「英語です。」と教えてくれました。

きっとお父さんが立派な先生なのだなと思いました。子供からお父さんのようになりたいと思われるような先生はどんな先生 なのだろうか。これこそ父親としての最高の栄誉ではないかなと思います。そんなお父さんになりたいし、そのお父さんに会って 見たい気がします。

さて、彼女達のように若い時から夢を抱いて生きるということは素晴らしいことです。人はビジョンがあってはじめて正しい 努力ができるものと思います。ゴルファーの宮里藍さんが大きくなったら世界に出て活躍したいとの夢を持って、小さい頃から英語が 話せるように努力してきたおかげで今は外国で不自由なくプレーできているそうです。

皆夢に向かって頑張れ!

幻がなければ、民はほしいままにふるまう。別訳『幻のない民は滅びる。』 箴言29:18

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