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060813

トーマス楽しい思い出ありがとうT

「鹿児島市の教育委員会から、ドイツのスポーツ少年団のホームスティのホストファミリーになってくださいとの連絡を いただいたので、お受けしました。」と妻から言われてびっくりしました。「どうしよう。ドイツ語なんて全く話せない。英語だって 心もとないし、交わりが持てなかったら相手も可愛そうだな。」と一瞬考えました。しかし、すでに引き受けたことだし、前向きに 考えて感謝して受け入れようと思い直しました。

私の家は教会なので、今までシンガポールチームや韓国チーム、台湾チームやオーストラリアチームなど外国のクリスチャンが 団体で来て泊まることは良くありました。しかし、今回はチームを離れてひとりだけなので寂しい思いをさせたらいけないと 心配しました。

8月4日対面式と引渡しがあるということで喜入公民館に出かけました。彼等は喜入のご婦人方の指導により絵手紙を作ったり、 うちわに絵を描いたりしており、喜入のジュニア・リーダースのメンバーが来てそれに協力していました。

事前に、我が家に受け入れる予定のトーマス・ラフティスの写真を戴いていたのですが、絵手紙やうちわを作っているドイツの スポーツ少年団の中には、それらしき人は見当たりません。心配しながら椅子に座って対面式を待っていました。

式が始まり、ホームスティのスポーツ少年団とホストファミリーが向かい合って座りました。私の前には写真とはおよそ違う、 若々しいハンサムな少年が座っていました。司会者に紹介されて、お互い英語で挨拶しました。人懐こそうな素敵な好青年と言う 感じでした。

ふたりで家に向かいながら、教会が見えてきたので「実は私はキリスト教の牧師です。あそこが私の家です。」と言うと、 彼は驚いたように「エッ、あなたはクリスチャンですか。私もクリスチャンです。」と言って、少し安心したようでした。私たち クリスチャンはお互い初対面でも、何故か連帯感みたいなものを感じるのです。

家に着くと、日本で教会を見たのは初めてだといって、しばらく会堂をじっと眺めていました。それから、彼の使う部屋や シャワールーム、トイレなど教えて回りました。「教会のトイレは和式になっているけど、西洋式が良かったらそうすることも 出来るよ。」といって、和式トイレに女性のトイレにつけてあった簡易の洋式トイレをはめようとすると、和式トイレが洋式に 早代わりするのが可笑しかったのか、彼はそれを写真に写してとても面白がっていました。

それから、我が家の家族写真を見せて、一人ひとり紹介しました。長男を指差して、「彼は医者です。」と言うと、彼は「私の父も 医者です。」と教えてくれました。「次男は東芝の技術者です。」と言うと、「東芝、知っています。」と答えました。「彼等は ふたりとも東京で働いています。(実は長男は4月から千葉なのですが、詳しいことを言っても分からないかなと思って)だから、 今は3男と3人暮らしです。」と伝えました。

しばらくして高校3年の3男が帰ってきたので、4人で夕食を摂りました。私たちの下手な英語でも彼はよく理解してくれて、 息子とも直ぐ仲良くなり、いろいろ話していました。私は以前に戴いていた写真を取り出し、「あなたはこんなにハンサムなのに、 この写真は何でこんなに恐ろしい顔なの」と冗談みたいに聞いてみると、「そのときは眠たかったのです。」と笑って答えました。

夕食の後、少し交わって、彼が疲れているようだったので、明日の予定だけを伝えて「早く、おやすみなさい。何かあったら、 私たちは隣の部屋にいるから。」と言って彼を休ませました。このようにしてトーマスとの少し緊張した第一日が終わりました。

ですから、私たちは、機会のあるたびに、すべての人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を 行ないましょう。ガラテヤ6:10

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