061015
青空の下での洗礼式
２０代の女性Ｔさんと５０代の男性Ｙさんの二人がイエス・キリストを信じてバプテスマを受けることになりました。教会では 一つの魂が救われることは大きな喜びです。それが今回は二人同時に救いの恵みに預かることができて喜びに耐えません。また、 聖書は私たちだけでなく天でも大いなる喜びがあると言っています。
あなた方に言いますが、それと同じように、１人の罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びが 湧き起こるのです。ルカ１５：１０
さて、先日の日曜日、礼拝が終わると、引き続いてバプテスマ式が始まりました。この度洗礼を受けられるお二人がどのようにして 教会に導かれ、どのようにしてイエス様を救い主と信じるようになったか。また、その結果彼らがどのように変えられたか等を話し、 信仰告白をしました。
それから車数台に分かれて直ぐ近くの海岸に行きました。着替えのためのテントを準備するために朝来た時は、まだ潮が満ちて いましたが、その時は随分潮が引いていました。１０月だと言うのに昼間はまだまだ強い日差しが差し込んで、水面がきらきら輝き、 気持ちの良い青空が広がっていました。
皆が賛美する中を、まず私が水に入って行きました。ここらは青海苔の栽培の盛んな所なので、波打ち際は流れ着いた青海苔で 一杯でした。それを掻き分けながら進んでいくのですが、なかなか深くなりません。洗礼を施すためには最低腰ほどまでは水が 来てないといけないので、ずんずん進んで行って数十メーターはなれた所でようやく立ち止まり振り返って皆が賛美している砂浜に 目を向けました。
砂浜ではみなこちら側を向いて賛美を続けています。賛美が終わると、まず白いガウンをまとったＴさんがこちらに向かって 歩き始めます。彼女の着ているガウンが光に照らされ、白く輝いています。彼女は気をつけながらゆっくりゆっくりこちら側に 近づいてきて、私の前に立ちました。
私が手を高く上げて洗礼の宣言をするのを、砂浜側ではみながじっと耳を傾けつつ、見つめています。彼女を後ろ側に倒して 水に沈め、再び起こしてあげると、彼女は一瞬、両手を突き上げて、救いの恵みに預かれたことを喜びました。
彼女が砂浜に帰っていくと、再び賛美が始まり、続けて白いガウンに身を包んだＹさんが海に入り、こちらの方に向かって 歩いてきます。彼が着くと、再び洗礼の宣言をして背中から海に沈めます。水から上がると彼も新しい人生が始まることを実感して、 喜びにあふれた顔をしています。
お二人が今日までの、すべての罪を赦され、神の子とされた喜びを、いつまでも持ち続けて、素晴らしい証人として生涯、輝き 続けて欲しいと思います。お二人の今日からの信仰生活のうえに、神様の限りない恵みと祝福があるように心からお祈りします。
そこで、イエスは答えて言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。 私は正しい人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるために来たのです。」ルカ５：３１〜３２
実は人間のすべてが神の前では病人であり、罪人なのです。すべての人が救い主を必要としているのです。イエス様は今日も あなたに「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。（マタイ４：１７）」と、語っておられます。今度はあなたが それに応答する番です。