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070211

頼りになる応援部隊

三男が小学校に上がる時、小学校のPTA生活指導部からお願いされて、横断中と書かれた旗を数本預かることになりました。 その旗は小学校のPTA生活指導部の方が、月に2回、登校する子ども達の安全指導のために、交差点に立たれる折に 使われるものでした。

私はその旗を見ているうちに、その旗をお借りして毎日交差点に立って子供たちの安全登校に役立ちたいとの思いが湧いて来て、 朝の登校時に街頭に立つことにしました。早いもので、あれから12年が経とうとしています。

街頭に立って見て、車の行き来が思いのほか多いのに驚きました。喜入駅が近いために、そこまで送ってこられる車が、喜入町内 だけでなく、お隣の頴娃町あたりからもたくさん来ていました。それに角にある朝市にもたくさんの車がおしかけて来ました。

そして、ここは以前よく事故があった場所だと聞いてからは、お役に立ちたいとの思いと同時に、交差点に立つからには、今から 決して事故がないようにしないといけないとの重圧も圧しかかってきました。

しかし、子ども達とハイタッチをして挨拶を交わし、またそこで立ち止まって友達と待ち合わせをする子ども達との会話を楽しみ ながら安全指導をしていると、学校の状況や家庭の状況が垣間見えて、毎日時間が経つのを忘れてしまうほど、楽しい憩いの時に なりました。

それなのに、ここを通る大人の方から、「雨の日も風の日も毎日大変ですね。ありがとうございます。」と声をかけられたり、 また子ども達から感謝のお手紙をもらったり、年賀状をもらったりすると、こちらの方こそ毎朝、元気と力をいただいているのにと 恐縮してしまいます。

ただ、毎日交差点に立って子供たちが横断歩道を安全に渡るのを助けていながら、いつも気になっていることがありました。それは、 私が立っている交差点の反対側の横断歩道を渡る子ども達の安全横断と、また交差点の横を流れる川の、橋向こうの信号のない所を 横断する子ども達の安全横断を守れないことでした。

しかし、それらの問題が先日一挙に解決しました。領南防犯パトロール隊というボランティア団体が発足し、今年の1月から、 これらの場所に立って、子供たちの安全登校の助けをしてくださるようになったからです。これで子ども達が安全に渡れるようになり、 私の長年の心配が解消されました。頼りになる力強い助っ人の方々に心から感謝しています。

この団体は年配の立派な方々の集まりで、このような方々が毎日子ども達と接してくださることによって、子ども達との距離が 縮まり、子ども達の健全育成のために、これから力強い助けとなってくれるものと大いに期待しています。

昔に比べて、現在は子ども達の健全育成のための地域の力がなくなって来たと言われるようになってきましたが、このような活動を 通して、子ども達が地域に自分を知ってくれている人が増え、また相談できる人々が増えることによって、今重要とされている地域の 教育力が強まるものと確信しています。パトロール隊の皆さん。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

指導者がないことによって民は倒れ、多くの助言者によって救いを得る。 箴言11:14
あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。あなたが災難に会うとき、兄弟の家に行くな。 近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる。箴言27:10

私も新しく発足した防犯パトロール隊の方々と協力して、地域の子ども達の健全育成のために新たな気持ちで頑張って行きたいと 思います。


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