070401
再チャレンジ
今回はホームページを御覧いただいている皆さんが気になっておられるのではないかと思い、そのことにお答えさせていただくことに 致します。それは2月に3男が大学受験に挑戦することを書かせていただきましたが、その後の経過を皆さんにお知らせしていなかった ことに気付いたからです。
今日の題を見て、皆さんはすでにお気付きのことと思いますが、彼の力及ばず桜を咲かせることができませんでした。前期のT大は 総合点(わずか?)27点差で不合格となりました。後期のT工業大はわずか27人の募集に対して545人の受験者という超狭き 門でした。しかし、彼はそれなりに自信がありそうでしたが、結果は不合格でした。
残念な思いをしましたが、冷静になって彼のことを考えると、やはりこれが最善の結果だったのかなと思います。長男、次男の信仰の 姿勢、勉強の姿勢と比較すると、彼の取り組みは全く甘いものでした。これでもし合格していたら、世の中の厳しさを知らずに、傲慢に なっていたことだろうと思います。
長男の時は狭い家だったので、私と一緒の部屋でひとつ机に向き合って、夜1時2時までも勉強していました。そして、彼は眠く なるとふらっと家を出て行き、「祈りながら散歩して来た。」と言って帰って来ていました。彼は勉強を始める時は自宅での勉強 のみならず、学校の授業の前も必ず祈ってから始める子で、彼の生活に祈りが自然と溶け込んでいました。しっかり祈ることで集中力や 理解力も増していたようです。
次男の時は家も少し広くなり、子供部屋も取れましたので、彼は自分の机に向かって勉強するようになりました。彼は高校で1番に なると言って夜遅くまで勉強をしていましたが、無理をして入学数ヶ月で病気になってしまいました。それで、必ず12時までには寝る ようにと制限を加えました。彼に関しては、静かな賛美を流しながら、机に座っていつも勉強しているというイメージが一番強いです。 彼も勉強前は必ずお祈りしていましたが、彼の特徴は賛美でした。彼はしっかり賛美して集中力が増してから毎日勉強を 始めていました。
それに比べ3男の場合は、信仰も勉強も中途半端で、だらだら夕食を食べ、だらだらお風呂に入り、9時ごろようやく勉強を 始めたかと思うと1時間もしないうちに眠ってしまうということがしょっちゅうありました。彼は学校の方が集中して勉強できると 早く学校に行きたがりました。それで、私たちも朝4時半に起床し家族で早天祈祷会をして(彼はいつも半分寝ていた)、それから朝食を 済ませ、5時24分の始発電車で学校に向かっていました。彼がそれなりの成績を取れていたところを見ると、彼の言うように学校では 真面目に勉強していたものと思われます。しかし、信仰の面においてもいまひとつ真剣さがなく、おざなりのものだったと思います。
彼の目指す大学はその程度の努力と信仰で、は入れるような所ではありません。彼が自分の小ささを知り、へりくだって神に祈り 最善の努力をして初めて可能になると思います。彼がしっかりした信仰と、いつもベストを尽くすと言う真剣さを持つためには、この 試練は非常に喜ばしいものだったと歓迎しています。この1年で彼がどのように変われるか、期待しつつ彼の成長をじっくり 見て行きたいと思います。
訓戒を無視する者は自分をないがしろにする。叱責を聞き入れる者は思慮を得る。主を恐れることは 知恵の訓戒である。謙遜は栄誉に先立つ。箴言15:32〜33
知恵を得ることは、黄金を得るよりはるかにまさる。悟りを得ることは銀を得るより望ましい。 箴言16:16
彼が名前の通りへりくだって主に仕え、知恵と悟りを得る者になって欲しいと思います。