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070408

それは私にしたのです

久しぶりに、棚の奥を整理していたら、木で造られた赤い屋根の小さな家がほこりをかぶって出てきました。赤い屋根の上には エチオピアの人々のためにと書かれています。これは、20年程前長男が小学生の時に、世界の貧しい人たちの話を聞いて作った、 日本国際飢餓対策機構に送る募金を集める募金箱でした。

懐かしく当時を思い出していると、日本国際飢餓対策機構から緊急のファックスが入りました。内容は能登半島地震の被災者への 緊急援助と祈りの要請でした。

飢餓対策機構では3月28日にまずスタッフ2名を派遣し、ついで4月4日に第一陣としてボランティア10名を送って、本格的な 活動をスタートさせました。活動内容は、被災者のニーズに応じて、壊れた家財や瓦礫の撤去、物資の運搬や整理、炊き出し作業の 手伝いなどです。

3月25日の能登半島地震で震度6強を観測したのは七尾市、輪島市、穴水町。中でも輪島市の中心部から離れた門前町周辺は、 震源から近いため、家屋の倒壊、避難者数とも他の地区を大きく上回っているそうです。

しかし、現地ではボランティアが宿泊できる施設はなく、ほとんどが日帰りボランティアだそうですが、彼らは中心部にある 門前町教会の協力をいただいて、ボランティアが宿泊できるように調整、ボランティアが不足気味となる平日にも参加できるように していただいたとのことでした。

私たちがこのような活動に直接参加するのは地理的、時間的な制約がありいろいろ難しいことが多いのですが、背後からそれぞれが できる範囲で協力することはできるし、それらの活動もまた重要な働きだと思っています。

一方、先日南太平洋のソロモン諸島で起きた大地震と津波でも大きな被害が出て、いまだに震度5を超える大きな余震に住民は 悩まされ、余震のたびに悲鳴をあげて逃げ惑い、丘に駆け上っているそうです。彼らには心的外傷が残っていて、再び海が 盛り上がるのではないかと、とても恐れていると言うことでした。また救援物資の不足が深刻化し始めていると5日の新聞は 訴えていました。私たちはこれらのことにどのように対応すべきでしょうか。

イエス様は次のようなたとえを話されました。

「さあ、私の父に祝福された人たち。世の初めから、あなた方のために備えられた御国を継ぎなさい。 あなた方は、私が空腹であったとき、私に食べる物を与え、私が渇いていたとき、私に飲ませ、私が旅人であったとき、私に宿を貸し、 私が裸のとき、私に着る物を与え、私が病気をしたとき、私を見舞い、私が牢にいたとき、私をたずねてくれたからです。」
すると正しい人たちは、答えて言います。「主よ。いつ、私たちは、あなたが空腹なのを見て、 食べる物を差し上げ、渇いておられるのを見て、飲ませてあげましたか。いつ、あなたが旅をしておられるとき、泊まらせてあげ、 裸なのを見て、着る物を差し上げましたか。また、いつ、私たちは、あなたのご病気やあなたが牢におられるのを見て、おたずね しましたか。」
すると、王は彼らに答えて言います。「まことに、あなた方に告げます。あなた方が、これらの私の兄弟達、しかも最も 小さい者達のひとりにしたのは、私にしたのです。」マタイ25:34〜40

今は子供の作った募金箱は使われてはいませんが、飢餓対策機構から戴いた地球の形をした募金箱は1年中教会の受付の机の上に おいて、いつでも募金できるようになっています。今回はソロモン諸島地震と、能登半島地震のために緊急募金を教会員の皆さんに 募りたいと思います。私たちは痛んでいる人、苦しんでいる人の背後に主を見る者となりたいと思います。


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