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070624

幸せな人生の秘訣T

結婚式を控えたカップルに、式前の結婚カウンセリングの中で、「幸せになりたいですか?」と質問するようにしています。もちろん 答えはイエス、「はい、なりたい。」です。多分、誰に聞いても同じ答えが返ってくるものと思います。

しかし、私はここに大きな問題を感じます。誰しも「幸せになりたい」という熱い願い、強い願望を持っているのですが、皆その 願い、願望にとどまっていて、動いていないのを感じるのです。したがって、10年経って同じ質問をされても、20年経って 質問されても、「はい。なりたいです。」で終わってしまっている現実を発見します。

それはあたかも、中学生が「勉強ができるようになりたい。」と、朝から晩まで必死で願っていながら、勉強をしていないのと 同じです。それでは何も変わりません。彼ができるようになるためには、そのための具体的な努力が始まる必要があります。

また、その努力が充実したものになるためには、はっきりしたヴィジョン、たとえば医者になりたいとか、弁護士になりたいとか、 あるいはどこの高校に行きたいとかの明確な方向付けが必要になります。ヴィジョンがはっきりして初めて、その方向に向けての具体的な 努力が始められます。

それと同じように「幸せになりたい」という願いも、自分の願っている幸せはどの様なものか、はっきりしたヴィジョンが必要です。 それが明確になって初めてその方向に向けての具体的な努力が始まり、「幸せになりたい。」という願望が目的に向かって動き始める のです。

しかし、ここでまた問題にぶつかります。多くの人が「どのようになることが幸せなのか。」というヴィジョンが漠然としていて、 はっきりしていないのです。そこに具体的に動き始めることができなかった原因があります。

しかし、皆が「幸せになりたい。」と思っているということは、漠然とではあっても、幸せの良いイメージは持っていることに なります。それでは、その背後にある良いイメージとはどのようなものだろうかといろいろ考え、探ってみました。

それで私なりの結論として、一般的に「幸せになりたい」との思いの背後にあるイメージとしてあるのが、「もっとリッチになって、 楽しく生活したい」。すなわち、豊かになることと、楽しい生活ができることではないかと思えてきました。ですから、例えば素敵な 家に住んで、時々家族で海外旅行をしている人などを見ると、そこに幸せな家庭を見て憧れるのではないかと思います。そこで、 セレブ婚=幸せとのイメージができあがってしまったのではないかと思います。

それでは、「もっとリッチになりたい。」と言うとき、どの程度までリッチになったら満足できるのかという問題が次に出てきます。 「もっとリッチに」という様な漠然とした願い、具体性のない願いは尽きることがありません。それこそ「もっと、もっと、 もっと・・・」と延々と続くことになるのです。

私はこれらの事に具体性を持たせるために、次の質問をしてみることにしました。「あなたは、大金持ちが10として、最も貧しい 人を1とした時に、どのくらいの感覚で生活していますか。自分は金持ちだと思っていますか、あるいは自分は貧しいと思っていますか、 それを1〜10までで現すとしたらどのくらいだと思いますか」と。

さて、これをお読みのあなたも、あなた自身の「リッチ感覚度」を考えてみてください。続きは次週、これから数週「幸せな人生」に ついて、あれこれ考えてみることにしましょう。

しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。私たちは何一つ この世に持ってこなかったし、また何一つ持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。 Tテモテ6:6〜8

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