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070708

幸せな人生の秘訣V

先々週、先週とリッチになることと、幸せになることは測りが違うということを話してきましたが、今日お昼のニュース番組の中で、 結婚のための男女の出会いを与えるあるサークルの話が出ていましたので、今回までその事について考えたいと思います。

そのサークルの入会金は男性が6万円、女性がなんと38万円ということでした。そして、男性の入会の条件は、有名大学出身か、 医師、会社経営者、年収1000万以上の人ということで、一方女性の方の入会条件はほとんどないということでした。

そこでお見合いの場が提供されるのですが、そこには大金を払った女性たちがたくさん出席されていました。インタビュアーがある 女性に質問していました。「たとえば、年収400万ぐらいの人だったらなぜいけないのですか?」すると、その人は「そんな年収では、 私の好きな化粧品だって買えない。」と答えられました。また、出席した女性達は、「38万の入会金も、良い出会いが与えられるので あれば決して高くない。」という返事をしていました。果たして、何が良い出会いかということは考える余地がありそうですが。

以前、私は韓国で次のようなお話を聞きました。「男性は一流企業に勤めていて、女性は日本で言うと日銀のような所にお勤めの エリートカップルが結婚しました。韓国のソウルは土地が高く、かなりの高給取りでもアパート住まいを余儀なくされているそうですが、 高額収入者のふたりは20代のうちに新築のマイホームを造るという目標を立てて、ふたりで一生懸命働き続けました。そして、ついに 念願のマイホームを手に入れました。しかし、残念ながらお金のために働き疲れた二人の心は離れてしまい、まもなく離婚して しまいました。」。素敵なマイホームに住むことが二人を幸せにしなかったのです。

また、ある牧師さんから次のような話も聞きました。彼は中学校を出て材木問屋で働き始めました。彼が毎日材木を転がして真っ黒く なって働いている時、近くにある大きな材木問屋の社長さんは立派な家に住み、いつも上等な洋服を着て、その当時庶民には縁遠かった 乗用車に乗って移動していました。彼は自分も大きくなったらあのような立派な材木問屋の社長になり、良い生活がしたいと憧れて、 それを目指して頑張っていました。

しかし、彼は途中でイエス様の救いの恵みにあずかり、牧師の道を選びました。彼が各地でお話をして回っているとき、ある日の 集会が終わった後、立派な格好をした一人のご婦人が相談に来られました。お話を聞いてみると、なんとその人は、彼が昔憧れていた 材木問屋の社長の奥様でした。奥様は家庭の中の様々な問題を悲しそうな顔で打ち明けられ、最後に「私の家は地獄です。」と言われた そうです。

彼は昔、豪華で立派な外見だけを見て、幸せそうだと憧れていましたが、そのきれいな家の中で行なわれている醜い愛憎には全く 気付いていませんでした。そして、真の幸せは外見だけでは分からないことを実感しました。

先ほどの出会いサークルにしても、必ずしも幸せな家庭がそこにあるとは限りません。あの条件に当てはまらない、サークルから 除外された男性方でも、優しく誠実で幸せな家庭を作られる人はたくさんおられるものと思います。

果たして、私達の幸せはどこにあるのか、皆さんにもこの機会に是非真剣に考えてもらいたいと思います。

野菜を食べて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎み合うのにまさる。 箴言15:17
一切れの乾いたパンがあって、平和であるのは、ご馳走と争いに満ちた家にまさる。 箴言17:1

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