070805
幸せな人生の秘訣Z
先週まで幸せについて思いつくままに書かせていただきましたが、本当の幸せを体験された方々には少々物足りなく、苛立ちさえ 感じられたことだろうと思います。
確かに幸せにとって、苦労を前向きに捉えて、地道に努力することの重要さは譲ることはできません。また、良好な人間関係を作る 努力を続けることも幸せへの大切な要因であることには代わりがありません。そのように、私たちは幸せへの具体的な努力によって、 一定の幸せを獲得することはできます。
しかし、前向きに苦労しても一向に好転の兆しがなく、意欲を失ってしまうことも時にはあるでしょう。また、良い人間関係を築き たくても周りがちっともそれに答えてくれないことだってあるでしょう。そのように、これらの幸せへの努力にもおのずと限界がある ことを思い知らされた方も少なからず居られることだと思います。そのように、今まで話してきたような外的要因によって幸せを 得ようとするならば、どうしてもそれに振り回されてしまい持続的な幸せを持つことは困難になってしまいます。
それでは、私たちが不変の幸せを得ることはできないのでしょうか。いや、そんなことはありません。私達の幸せは、実は外的 要因より私達の心のありように左右されているのです。つまり、私たちが良い外的要因によって、心に喜びや平安が入ると、幸せを 実感するようになり、一方、様々の良くない外的要因が、私たちの心のうちに不安や悲しみ、苦しみを与える時、不幸だと感じるように なるのです。
ですから、真の幸せを得るためには、そのような外的条件に左右されない心の内なる平安と喜びを持つ必要があります。私たちが そのような変わらない心の平安と喜びを持つためには、3つの要因をクリアする必要があると私は思います。それは、罪の問題の解決、 全き信頼の置けるものの存在と愛されていることの実感であると思います。
つまり、私達に罪があると、心の平安を失います。真に信頼できるものがないとき不安や恐れを感じます。愛されている実感が ない時、喜びを失い不幸を感じます。
しかし、そのような私たちすべてに向かって手を広げて招いておられるお方がおられます。
実は、私たちが持つそれらの問題を一挙に解決してくださるお方の存在を知ることが幸せの秘訣なのです。
すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。私があなた方を休ませて あげます。私は心優しく、へりくだっているから、あなた方も私のくびきを負って、私から学びなさい。そうすればたましいに安らぎが 来ます。マタイ11:28〜29
私自身も、私たちを愛し、私たちのことを心配し、私達の祈りに素直に応えてくださる支配者なるお方、全能なるお方を見出す までは、不安や恐れの中にありました。しかし、問題の中で創造主なる神様を信じ受け入れる祈りをしたとき、理屈では言い表せない 内なる喜びがこみ上げてきて、人生観が一変しました。
その時、私の口をついて出たのは「今日の1日は、今までの1ヶ月よりずっと素晴らしい。」でした。改めて考えると、意味を図り がたい変な言葉ですが、そのときの気持ちは内側から湧き上がってくる喜びのゆえに、1日1日が輝いて感じられ、今までの日々とは 比較ができないと言う意味で使ったと思います。
その時、これは単なる宗教じゃない、真理だ、すべての人が知らなければいけない真実なんだと思いました。そして、聖書を読んで いくと、「これが真理だ。」と何度も語りかけているのを知りました。そして、『真理があなた方を自由にする』との御言葉が実感と して感じられました。聖書は真理の書であり、救いの書です。先の聖句をあなたも自分への語りかけのことばとして反芻してみて ください。あなたの生き方が変わります。
来週は先に出た幸せを阻む3つの要因の具体的な神の対応について考えたいと思います。