071007
異常気象
今日(10月4日)も32℃、明日の予報も32℃、今後1週間ほどは30℃以上の真夏日が続く予報です。朝登校する子供たちの 額に汗が光って見えます。10月に入っているのにまだまだエアコンから離れられません。今年は地球の温暖化を防ぐために私たちもと、 エアコンの温度を30℃程度にして、我慢して過ごしてきたのに、これでは今までの苦労が帳消しになってしまいそうです。
従来だと今頃は赤とんぼが乱れ飛ぶ時期なのに、今年はほとんど見かけません。この暑さで、なかなか平地まで降りてこられない ところだと思います。さらに家の中にはまだ蟻が這い歩き、先日は左手を蚊に刺されてしまいました。どーなってるんだニッポン!!
これは東太平洋赤道上で海水の温度が低下するラニーニャ現象によるのだそうで、気象庁の発表によると、どうやらこの現象は今年の 冬まで続く可能性が高いというのです。ラニーニャが発生すると日本では夏は猛暑で、冬は寒冬になるということです。それならば今年 の冬もエアコンを手放せなくなりそうで、このままでは冬もまた地球の温暖化防止には余り貢献できそうもありません。
これらの異常気象は、人間の営みによって引き起こされたもので、人間の自分の都合を優先する自分勝手な環境破壊によって、様々な 付けが私達人間のみならず全ての生物に降りかかってくるようになってしまいました。
日本の平均気温は、この100年間でおよそ1℃上昇し、東京ではヒートアイランド現象の影響を強く受けて約3℃も上昇している そうです。また、世界的にもこの100年で0.74℃上昇したということが科学雑誌に載っていました。
まっ、100年に1℃程度の上昇だったら大勢に影響はないかな、寒がりの私にとってはかえって良いぐらいかな、なんて気軽な 気持ちで雑誌を読み進めていくと、恐ろしい事実に直面させられました。
1℃の気温上昇で、洪水と暴風雨が増加し、また森林火災も増加するというのです。さらに数億人が新たに水不足に陥り、低緯度地域 が食料の減産に見舞われ、珊瑚の白化が進むという事が書かれていました。
確かに、今地球は旱魃が各地で起こり、加速度的に砂漠化している現状があります。21世紀の最大の問題は食糧の減産によって 起こる飢餓だとある本に書かれていました。また、今まで沖縄で問題とされていた珊瑚の白化が、鹿児島の海でも起こっていたという ショッキングなニュースが先日報道されたばかりです。
科学雑誌によると、マラリア、デング熱、西ナイル熱、日本脳炎など蚊が病原体を媒介する感染症の拡大も懸念されていて、冬に死滅 していたはずの蚊が、温暖化によって越冬する可能性だってあるというのです。確かに10月に入って蚊に刺されるなって、思っても いないことが現実に起こっていることを考えると、他人事として安閑としていられなくなります。
今世界中で温暖化対策のために様々な営みがなされています。しかし、私たち一人ひとりの意識が変わらないと大きな成果は期待 できそうにありません。皆さん、自分ひとりぐらいは、と考えないで神様の造られた素晴らしい環境を破壊することが少しでも留めら れるようにお互いに協力してまいりましょう。
初めに神が天と地を創造された。創世記1:1
そのようにして神はお造りになったすべてのものをごらんになった。見よ。それは非常に良かった。 こうして夕があり、朝があった。第6日。創世記1:31
天地万物を造られた神様は人間を初め、すべての生物に最善の自然環境を提供してくださいました。それを人間の勝手な営みに よって破壊し、自分で住み難い世界にしてしまいました。私たちにはこの大切な地球環境を子々孫々まで大切に守っていく責任があると 思います。