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世界と地球の困った現実

10月25日、第10回世界食料デーかごしま大会がサンエール鹿児島で行われました。「世界食料デー」とは世界の食糧問題を 考える日として国連が制定した日で、国連食糧農業機関(FAO)総会の決議で毎年10月16日と決定されました。

そこで、日本においてもその日の前後に各地で食料デー大会が行われるようになり、鹿児島でも世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の 貧困の解決等のために、まずその現実を知ってもらうことから始めようと、10年前に世界食糧デーかごしま大会実行委員会が発足し、 活動を続けてまいりました。

今年も大会を前に講師の日本国際飢餓対策機構の総主事、田村氏が喜入町にも来て頂けることになり、10月23日午前10時 喜入駅で待ち合わせました。駅前広場で車を停めて妻と二人で待っていると、大きなバッグを肩に掛け、もう一つを手に改札口を 出てこられる先生の姿が見えました。

田村氏との再会の挨拶もそこそこに、私たちは車に乗り込み、お話をさせていただく生見小学校へ急ぎました。小学校では校長室に 通されて、校長先生とお茶をいただきながらお話していると、先生が私たち夫婦と同じ大学の出身であることが分かり、親近感が増し、 親しく交わることができました。

それから体育館に移動し、お話の準備に入りました。田村氏は持ってこられたバッグの中からパソコンとプロジェクター、コード等を 取り出し、スクリーンに映してみて子ども達が一番良く見える位置や大きさを確認していました。

しばらくすると子ども達がぞろぞろ体育館に入ってきました。すると、先生方が彼らを整列させ、小さい子どもから順番に、前の 方から座らせました。授業開始のチャイムがなると、まず私が食料デーの目的や田村氏の紹介をしました。それから、田村氏による 飢餓や世界の子ども達の困った現実に関するお話が始まりました。

氏はまず、世界の飢餓の国の子ども達が、栄養失調によって手足が痩せ細る一方、おなかだけが異様に膨れている写真を見せて、 彼らの現実をお話し、またストリートチルドレンになって路上で寝泊りしながら生活している小さい子供たちの様子をも話して くれました。

それから、お父さんの横に立つお母さんに抱かれた小さい子供が「この子供売ります。」と書いた札をぶら下げている写真を 見せました。なんて冷たい親なんだろうと思っていると、これは、お父さんお母さんだけでなく、このままだと子供まで皆、餓死して しまうような状況の中で、やむなく子供を助けるためにやっていることだという説明をしてくれました。

また、聞いている子供たちと同じぐらいの小さい子ども達が、学校に行かないで労働させられている現実があることも話されました。 朝から晩まで川に入ってダイヤモンドの鉱石を探す仕事をさせられ、その資金が反政府ゲリラに流れていて、子ども達は少しの食事だけ しか与えられないで何年も過酷な労働をさせられ続けている現状も教えてくれました。

さらに、誘拐された子ども達が少年兵士として過酷な訓練を受け、戦いで大人の人たちの盾となって殺されていく現実があることも 知りました。

小学生の子ども達は自分と同じぐらいの子ども達の悲惨な現実を身じろぎせずに真剣に聞き入っていました。彼らにとっては、 世界にはまだまだ知らないことが数多くあり、自分たちが如何に幸せな環境にいるのかを知ると同時に、苦しんでいる人々に、 自分たちがどのように関われるのか真剣に考えさせてくれるきっかけになった貴重な時になりました。

あなたの手に善を行う力があるとき、求める者にそれを拒むな。あなたに財産があるとき、あなたの 隣人に向かい、「去って、また来なさい。あす、あげよう。」と言うな。あなたの隣人が、あなたのそばで安心して住んでいる時、 その人に、悪をたくらんではならない。箴言3:27〜29

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