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クリスマスコンサート

今年のクリスマスもコンサートを企画しました。昨年はチェロとピアノの演奏を楽しんでもらいましたが、今年は例年通りカリスと いうクリスチャンゴスペルチームを招いて、素晴らしいハーモニーを楽しみました。

カリスは私の友人で韓国の音楽大学で声楽を専攻された大口のK牧師がリーダーを勤め、同じ大学でピアノを専攻されたK師の奥様が 奏楽をされます。それに沖縄出身で鹿児島市の教会のE姉と薩摩川内市の教会のHさんご夫妻です。

それぞれに素晴らしい賜物を持った人々が様々な教会から集められたので、歌われる讃美を聞いているだけで、みな時を忘れ、感動 します。それにK師の歌の間にする軽快で面白いトークも楽しみの一つでした。

今年も7時からのスタートでしたが、3時には来られて音響設備のセッティングを始められ、3時半ごろにはリハーサルに入られ ました。「おっ、今年はかなり気合が入っているな」と思いながら、自分のメッセージ準備の傍ら時々覗いてみていました。

私達の教会でのクリスマスコンサートは第1部キャンドルライトサービス、第2部コンサートと2部に分かれて行ないます。

6時半を過ぎると、徐々に人々が集まり始めました。開始時間になりいよいよキャンドルライトサービスの始まりです。まず聖書の 中の主の御降誕の場所が読まれ、それからすべての電気が消され、薄暗い中、前の方から一つ一つキャンドルに灯りが点き、徐々に灯りが 会堂に広がって行きます。皆が厳粛な気持ちになり、出席者全員のキャンドルに灯が点った所で、讃美歌「きよしこの夜」を全員で静かに 歌い始めます。賛美が終わると再び聖書が朗読され、続けて讃美歌「諸人こぞりて」を全員で歌います。それぞれがローソクを持ち、 その灯りで賛美するのは幻想的で、クリスマスの雰囲気に浸れます。

その後、私が『本当の贈り物』という題で、オーヘンリーの『賢者の贈り物』を紹介しつつ、クリスマスというのは私達にとって 神様からの素晴らしいプレゼントなのですと短いメッセージを致しました。

続いて、第2部クリスマスコンサートが始まりました。みな、4人が歌うクリスマスソングの素晴らしいハーモニーにしばし時を 忘れ、うっとりと聞きほれていました。中には目に涙をため感動して聞いてくださる方も居られました。

約1時間の感動的なコンサートの最後の方で、H兄が出席している中学生の子ども達を見つつ、突然証しを始めました。予定に なかったのでカリスのメンバーもびっくりして聞いていました。

彼はおもむろに、自分が中学生の時の葛藤を話し始めました。クリスチャン家庭に育った彼は真面目に正しく生きることを教え られてきました。また彼も神様を知りそのように歩むのを喜びとしていました。しかし、正しく生きようとすると周りから「自分だけ 良い子ぶってる。」なんて言われるようになり、悩みました。「中学生ぐらいになると、いろいろな問題で悩むことがある、自分も そういうところを通ってきたので良く分かる。しかし、余り思い悩む必要はないよ。」と励ましてくれました。出席した中学生の中には 彼のこの証しに力づけられた人もいました。

幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、 その人。まことに、その人は主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が 来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。詩篇1:1〜3

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