080113
長男家族の帰省
今年の冬は、長男も次男も忙しそうだったので、子ども達の帰省は難しいかもと幾分諦めていたところに、長男から「今度の正月、 何とか帰れそうだ。」との連絡を貰いました。夏以来の孫との再会の喜びもあり、嬉しくて早速彼らを迎える準備を始めました。まず、 交通安全センターへ行き、チャイルドシートを借りる手筈を整えました。
それから、孫は今10ヶ月、長男によると、「何でも口に入れて確かめる時期、床にほこりが落ちていても食べてしまうかも。」との こと、早速大掃除に取り掛かり、かねて掃除機で済ませていたところも拭き掃除をし、テレビの下など孫が好んで入り込みそうなところは 座椅子でガードして、より安全にまた清潔にして再会に備えました。
そして、ついに待ちに待った長男家族が帰ってくる週になりました。すると、長男から「嫁が風邪で食事も食べられなくなっている。」 との連絡が突然入りました。そして次の日は「Mちゃん(孫)も風邪で鼻が詰まって夜寝られなくて苦しそうにしている。」との事。 残念ながらこの冬は帰って来られないかもしれないと覚悟しつつも、二人の回復を祈りながら、出発予定の当日を持ちました。
当日は朝早く千葉を立つ予定でした。心配しながら待っていましたが、7時過ぎても連絡が来ないところを見たら、一応出発はした みたいです。しかし、まだ油断はできません。東京についてから飛行機に乗るまでの間に「やっぱり無理だ。」と千葉へ引き返すこと だって考えられます。どきどきし、時計と睨めっこしながら、無事な搭乗を祈りました。
9時過ぎても連絡が無いので、無事飛行機に乗れたのだと安堵しました。もう確実にみなに会えます。彼女たちの体調を心配しながら も、再会できることを喜んで、空港に車を走らせました。ユーターンラッシュに少しは掛かるかなと心配しましたが、思いの他、車は 順調に走り、飛行機到着の1時間半前には着いてしまいました。しかし、空港の中に入ると、そこはやはり年末、多くの人々でごった がえしていました。
到着口で待っていると東京からの便が着いたとのアナウンスがあり、さらに多くの出迎えの人々が出口に殺到し、帰省してくるご家族 などを待っています。私も人混みにもまれながら待っていると、大きな荷物を抱えた帰省客が次々と出口から出て来て、私の周りで 出迎えの人々と再会を喜び合いつつ、共にそこを立ち去って、すぐに大半がいなくなってしまいました。しかし、一向に出てこない彼らの ことが心配になり始め、「気分でも悪くなって機内から降りて来られなくなってるのじゃないかしら。」と徐々に不安になってきました。 するとガラス越しに長男が手を振っているのが見えたので、ひと安心しました。
再会すると、嫁はまだ風邪が完全には良くなっていなくて、声が出ない状態だと言うこと、時々苦しそうに咳もしています。彼女の 身体の具合を心配しながら、「大変なのによく来てくれたな〜。」と感謝で一杯になりました。それから長男夫婦と孫を車に乗せ、後ろの 席のチャイルドシートに寝かされている孫の顔を、時々振り返って、覗きながら我が家に向かいました。
家に着くと嫁に「布団を敷いてあるので、すぐ休んだら?」と言いましたが、彼女も一緒に居間に来て妻や3男との再会を喜び、親しく 再会の交わりをしていました。また孫も疲れた様子を見せず、盛んに愛嬌を振りまいてくれました。
特に妻は孫を迎え大喜びで、彼女のために作った替え歌を何度も歌って聞かせました。彼女もそれが気に入ったようで、たとえ泣いて いても妻が歌い始めると、泣き止んでリズムに合わせて体を揺らしながら調子を取るようになりました。お陰さまで、幸せな正月が 迎えられ、長男家族のじいちゃん、ばあちゃん孝行を、二人で感謝しました。
期待が長引くと心は病む。望みがかなうことは、いのちの木である。箴言13:12
あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。箴言23:25