080210
奇遇に感激
先週から学校巡りで忙しくしています。毎年今頃になると学校からの講演依頼等が殺到(?)します。先月15日は喜入小学校の 半成人式で「夢と希望について」お話させていただき、29日は日本国際飢餓対策機構の田村主事に同行して喜入町の一倉小学校に 行かせていただきました。
今月に入ってからは、1日に指宿市の利永小学校で、5日は南九州市の九玉小学校、6日は宮脇小学校、7日に別府小学校と続けて お話をさせていただき、12日には頴娃小学校にお話しに行かせていただく予定になっています。
お話の内容は、まず私が新入学時の保護者の方々に、「入学時の親としての心構えと小学生時の家庭教育等」についてお話しさせて いただき、その後、妻が「兄弟の場合の接し方」について体験を交えてお話をいたします。ただ、今回は新入学時の保護者だけでなく、 全校生徒の保護者に呼びかけてくださっている学校が多いので感謝です。
私たちは事前に各学校を回って、校長先生や教頭先生と顔合わせをし、講演についての打ち合わせをすることにしているので、結構 学校周りで忙しくなります。しかし、校長先生方とお話をさせていただく中で、学校環境や先生方の考え方、個人的な家庭環境等 分かったりして、結構楽しくお交わりをさせていただいています。
先日、頴娃小学校にご挨拶に行き、校長先生にお会いした時のこと、妻が突然「あっ、先生。」と叫びました。校長先生と私が呆気に とられていると、妻が「先生は鹿児島市内の清和小学校にいらっしゃいませんでしたか。」と尋ねました。すると先生がびっくり しながら、「はい。居りましたが。」と答えました。すると妻が「先生。家の次男が6年生の時、先生に担任していただきました。」と 言うと、先生が「ああ、佐多君。あの佐多君のご両親ですか。」と言って、驚きながらも懐かしげに「どうぞ。どうぞ。」と校長室に 迎えて入れてくれました。
その間私は、ただ二人の会話をボーッと突っ立って聞いているだけでした。男親なんて(いや私だけかな)恩になった先生の顔をすぐ 忘れて、あたかも初対面であるかのごとくに、名刺を出してご挨拶をしていたのが恥ずかしくなりました。
それから、校長室のソファーに座って、昔話が始まりました。先生が懐かしそうに、「お宅のM君(次男)は、しょっちゅう駄洒落を 言っていましたね。」と言うと、妻が「そうですか。家でも笑わせてばっかりいる子でした。」すると先生が、「『今は駄洒落を言う ときじゃないだろう』と怒ると『ごめんなさい』と言って自分の手で頭を叩いたりしていました。」と言われたので、私も中学生の時、 授業中に冗談を言って、みんなを笑わせて、先生に良く怒られていたのを思い出して、「実は私もそうでした。」と白状して、どうでも いいところが親に似てしまったなと思いました。しかし、このような懐かしい再会ができるのも講演会のお陰だと思い喜びました。
また先日は宮脇小学校でお話を終えて講師駐車場の車の所に行くと、「先生。結婚式をしていただいたYです。」と挨拶されました。 見てみると見覚えのある顔です。Y先生は昨年の12月に鹿児島市内のホテルで結婚式をさせていただいた方で、この学校で先生をして おられました。懐かしくて、夜お宅の方にお電話を差し上げ、奥様とも久しぶりにお話しをさせていただき、「是非教会の方にも寄って 下さるように。」と話しました。
さらに、14日は喜入町の成人学級でもお話させていただくことになりました。すると、毎朝私の対角線に立って子ども達の交通 整理をしておられる方が、「今度お話をしていただく先生ですか。先日知ってびっくりしました。私は成人学級の会長をしている ○○です。」と挨拶をされました。お互いに相手の素性を知らずに、緑のおじさん同士でおはようと挨拶するだけの間柄だったので びっくりしました。今回の講演は地元だけに今からどのような方々にお会いできるか楽しみにしています。すべてが時宜にかなった良い 再会と出会いになっていくものと思っています。
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。伝道者の書:3:11