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080406

大志を抱け

4月に入り、三男も鹿児島大学への入学準備に大わらわです。奨学金その他の申請書作成や、選択教科の決定、教科書の購入等、毎日忙しく学校に出かけて います。彼には夢を持って、前向きに大学生活に取り組んでほしいと思っています。

先日、彼のいとこで鹿児島大学工学部の先輩になるMさんが訪ねて来てくれて、大学の実情をいろいろ教えてくれました。その中で彼女は、「成績優秀者は ほとんど前期合格者が占めている。」と話していました。

前期合格者は最初から同大学を志望して合格した人たちです。それに対して後期合格者は彼のように他の大学を志望して願いかなわず同大学に入学した人 たちです。実力的には後者の方が上だと思われるのに、前者の方が好成績を収められているということは、喜んで入学し、学業に前向きに取り組んでいるか どうかにかかっているように思います。

だから、後期入学の彼には、気持ちを切り替えて前向きに取り組み、大きな夢を持って喜んで大学生活を始めてほしいと思っています。そして、自分で やりたい勉強に取り組み、充実した悔いのない大学生活を送っていただきたいと思います。それというのも、今から約40年前の私の大学生活が大いに悔いの 残るものだったからです。

先回これで書かせて戴いたように私の入学した大学は自分の志望と全く違うところでした。したがって、目標を失った私が無意識のうちに持った目標は、 無事に4年で大学を卒業する、という非常に低レベルのものだったのです。

そこで入学後、私が取った行動は先輩方を回り、どの教科が単位を取りやすいか、甘い先生は誰かを聞いて回ることでした。自分が何を目標として、何を 学びたいのかではなく、どうしたら無事に卒業できるかだったからです。つまり楽して、楽しく学生生活を送り、卒業してどこかの会社に潜り込めたら良い ぐらいの生半可な気持ちでした。

その結果、充実感も達成感もない無為な大学生活を送ってしまいました。卒業して、私を造り生かしておられる神様の存在を知り、クリスチャンになって から目標を持って努力することの喜びと素晴らしさ、充実した人生を送ることが自分を如何に幸せにするかということを実感して、今更ながら、無駄な学生 生活を送ってしまったことを後悔しています。

今年それぞれの学校に入学された若い人々には、私のような悔いの残る学校生活を決して送ってほしくないと思っています。「人生は前向きにあきらめずに 努力すればいくらでも道が開かれていきます。皆さんの将来は前途洋々輝いています。大きな夢を持ってそれに向かって最大限の努力して下さい。」と声を 大にして言いたいのです。

夢があるから忍耐ができ、努力ができるのです。夢を追って努力することによって充実した生活が送れます。充実した人生に生甲斐が生まれ、生甲斐が 幸せを実感させます。幸せは夢を持って前向きに努力する者が捕まえるのです。間違っても私のように楽して楽しくの延長線上に幸せを求めて、自堕落な 生活を送ることがないようにしていただきたいと思います。

幻がなければ、民はほしいままにふるまう。しかし律法を守る者は幸いである。箴言29:18

大志を抱くことは大切です。夢や目標がない人生は、だらだらしまりのないものになってしまいます。しかし、律法を守る者、すなわち創造主なる神を 知り、神に従う者が前向きに努力するとき、環境に振り回されない本当の幸せを実感できるということを体験してほしいと願っています。

「若者よ。主にあって大志を抱け。」

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