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080420

通学を始めた新一年生

新学期が始まり、小学校や中学校、それに高校に通う新一年生が通学を始めました。高校生は今まで同じ制服だった人たちが、いろいろな制服を着て 登校してきます。特に女子の場合はブレザーにチェックのスカート、それに細いネクタイや大きなリボンをつけた制服などもあり、私たちの頃と比べると、随分 カラフルでファッショナブルになっています。彼女たちは、「おはようございます。」と挨拶を交わしながら、かっこいい制服が気に入っている様子で、 得意げに歩いて行きます。

一方、中学校の一年生は、皆かなり大きめのだぶだぶの制服を着て登校します。中学時代は皆成長が著しいので、3年先を見越して大きめの服を着せられて いるのです。文句も言わずに縫い上げをした服を着ていく子供たちは感心ですし、また親もそうでないと大変です。それから毎年、一年生は決まって何人かで 集まって登校してゆきます。慣れない所に通うのに一人では不安なので、集まって登校することになるのでしょう。

また、彼らとの間に、先月までとはひとつ違ったことがあります。それは、小学校時代はハイタッチをして「おはよう。」と挨拶をしていたのに、中学生に なるとお互いに挨拶だけをして、ハイタッチをしなくなることです。時々、今までの習慣でお互いにタッチをしそうになる時もありますが、はっと気づいて 「おはよう。」と挨拶だけにします。これは長年の慣例で、少し寂しい気もしますが、ハイタッチをいつまでも続けられるわけではないので、子どもたちの 成長を喜びつつ、中学生になるのを機に、やめることにしているからです。

さて、今年もたくさんのピカピカの小学一年生が登校するようになりました。真新しいランドセルを背負った可愛い一年生が、近所のお兄ちゃんお姉ちゃん たちに連れられて何人かでまとまって歩いてきます。最初の1週間程度は、その後をお母さん方が心配そうにぞろぞろとついて歩いて行きます。これも毎年の 恒例の風景ですが、見ていると子どもたちよりもお母さん方の方が心配そうです。子どもたちの中には、もうお兄ちゃん、お姉ちゃんたちの真似をして、 得意げに私とタッチをして歩いて行く子も出てきました。

また、新二年生にたくや君、大地君、譲君という3人がいます。彼らが一年生の時は、交差点で待ち合わせて3人で登校していました。それが今では、 それぞれが別々に登校するようになりました。その中のくりくり坊主のまだあどけない顔をした、たくや君が先日は新一年生の手を引いて登校してきました。 左手で一年生の手を引いて右手はズボンのポケットにさりげなく差しこんで、「心配することは何にもないよ。分からないことがあったら僕に聞きなさい。」 とでも言いたげな余裕の表情で信号待ちをしています。その光景を見て少し可笑しくなりましたが、彼が何か急にお兄ちゃんになったように見えました。

毎年繰り返される光景ですが、子どもたちは確実に成長してゆきます。特に入学したとか、下級生ができたとかの自覚や責任が子どもたちを大きく成長 させるように思います。家庭でも自覚や責任を与えるようないろいろな役割を与えたほうが子どもたちの成長にとってはプラスになるのではと 思わされました。

牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる。箴言14:4

この聖句は、何事も成果を上げるためには、努力や犠牲が必要であることを教えています。小さい頃に自覚と責任をもって、努力することはその子の将来を 明るくします。とかく今の子供は過保護になりがちです。積極的に役割を与えたら、親の思い以上に、結構しっかりして、立派に成長していくわが子を見る ことができるものと思います。


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