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080928

タンザニア研修旅行記U

タンザニアの首都ダルエスサラームの空港を出た車は舗装されていない幹線道路を約1時間かけて私たちが泊まるホテルに到着しました。

ホテルは白いモダンな5階建ての建物で周りの風景からすると場違いな感じがするほど素敵な造りのものでした。私の部屋は4階でしたが、ここでは0階から始まるので、実際は5階にありました。エレベーターがなかったので昇ったり降りたりに大変苦労しました。このように階を呼ぶのはイギリスの植民地時代の名残だそうです。

ホテルのレストランに食事に行くには、いったんホテルの外に出て、別館の方に行かなければなりません。レストランについて食事の注文をしてから最初の料理が来るまで約30分かかり、メインデッシュが来るのに1時間も待つ必要がありました。私たち以外にお客はいないにもかかわらずです。

最初の方はあまりに遅いので、不安になったり不満を感じたりしていた面々も最後はそれに慣れてゆっくり待てるようになりました。私たち日本人が普段あまりにも几帳面で時間通りに忙しくして動き過ぎているので、かえって、このようにのんびり時間を生きている彼らが羨ましくもありました。

さて、その日は疲れていたので、早めに部屋に帰りシャワーを浴びて休もうとしましたが、お湯が出ません。そればかりではなく、洗面所の水が足元にそのまま流れてきたり、エアコンが効かなかったりと不具合がたくさんありましたが、どうやらどの部屋にも同じようなことがあったようでした。

外見は立派に見えたけど、日本では考えられないことがいっぱいありました。たぶん建築の技術者や水道設備等の専門家がいなくて、素人が工事をしているからだろうと思いました。

さて、何とか寝付いてウトウトし始めたかと思うといきなり外から大音響が鳴り響いてきました。私だけではなくほかの日本人もその音に驚いて飛び起きたと言っていました。たぶん夜中の2時から4時ぐらいまで続いたかと思います。後でその大音響は近くにある教会の徹夜祈祷会での祈りと賛美であることが分かりました。また5時ぐらいから別の大音響が流れて来ました。それはイスラム教のコーランだということでした。

ホテルの人に夜中にあんな大音響を流して苦情は出ないのですかと聞くと、別に誰も何とも云わない、ここではあれが普通だということでした。

さて、あくる日教会の集会があるというので参加させていただくことにしました。朝9時半ぐらいに迎えに来るということでホテルのロビーで待っていましたが、迎えが来たのは10時半回っていました。

私たちは2台の車に分かれて研修会場に向かい、午前11時ごろ到着しました。着いた所はナショナルミユージアムと書かれた建物の中庭みたいな所でした。そこに約1500人の人々が集まり、熱心にガジマ牧師のメッセージに耳を傾けていました。聞いてみるとこれらの人々は朝7時から研修に参加しているということでした。

私たちも参加して研修を受け始めましたが、1時になっても2時になっても一向に終わる気配がありません。昼食はどうなるんだろうと不安になっていると、3時半ごろになってやっと「日本の方々はおいで下さい。」とそこを立って近くの中華料理店に連れて行ってくれました。ここではおいしい中華料理がふんだんに出て来たので、お話ししながらたっぷり食べさせていただき5時半ごろお店を出ました。てっきりホテルに連れて帰ってくれるものと思っていたのですが、彼らが導いてくれた所は先ほどの研修会場でした。そこには私たちは食事に出た時から時間が止まっていたかのように同じように熱心にメッセージを聞いている人々がいました。結局彼らは7時までの研修を受けて、それから食事をしていました。寝食を忘れてという言葉はありますが、彼らがここまで熱心に神様を求める姿に感動しました。

鹿が谷川の流れをしたいあえぐように、神よ。わたしの魂はあなたをしたいあえぎます。私の魂は、神を、生ける神を求めて渇いています。いつ、私は行って、神の御前に出ましょうか。詩篇42:1〜2

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