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081012

タンザニア研修旅行記W

タンザニアに来て5日目から4日間は、教会のご厚意により全くのレジャーの日々を過ごさせていただきました。

9月2日、5:40にホテルを出て空港へ行き、7:30の飛行機に乗りキリマンジャロの空港に向かいました。飛行機は離陸をして上昇を始めるのですが、いつまでも水平飛行に入らないで、約1時間15分ずっと上昇し続け、突然キリマンジャロ空港に着きました。たぶん2500mぐらいの高さはあるのでしょう。それからさらにキリマンジャロの登山口に向けて車は曲がりくねった道を登っていきました。

登山口では登山の装備をした、たくさんの白人の姿がありました。話によると一人に4人の黒人のサポーターがつき、荷物を持って登るんだそうです。一人ひとりの荷物は「こんなもの持って5895mもの山を登れるのかしら」と思うような大きさで、びっくりさせられました。

さて、そこを出た私たちはアルーシャという町で昼食をとりました。この街は首都のダルエスサラームより都会に見えました。ナイロビや他の都市との交通の拠点になっているそうです。

そこを出てしばらく走ると、道の両側にコーヒーの木がたくさん栽培されていました。「ああ、なるほど。ここがかの有名なキリマンジャロコーヒーの産地なんだな。」と思いました。しかし、価格が高いので現地ではほとんど飲まれていなくて、アフリカコーヒーというのがどこでも出ました。それからしばらく走ると、ラクダやクロコダイルや毒蛇がいる公園に着きました。そこでラクダに乗せていただきましたが、思ったより高いのにびっくりしました。

その日は、そこの近くの民宿のようなところに宿泊し、次の日は朝7時半に出発してウゴロンゴロ国立自然公園に向かいました。そこは大きな山のクレーターの底みたいな所で、そこに3万種類の動物が自然に生息しているということでした。そこを屋根のあいたジープに乗って椅子の上に立って動物を観察するのです。そこから急勾配の道をジープで降りてようやく窪地の底に到着しました。着くとすぐダチョウが休んでいるのが見えました。向こう側には野牛の群れが綺麗に一列になって移動している姿が見えました。運転手が突然車を止め、「ハイエナがいます」と言いましたが、どこにもそれらしき姿は見えません。しかし、彼の指さす方に目を凝らしてみると確かに繁みに隠れたハイエナが2匹いました。

そこらにはガゼルが数匹で草を食べていて、シマウマが数十匹で群れをなしていました。1匹は土の上でごろごろ寝ころんで土煙を上げています。しばらく行くと白い長い牙をもったゾウがゆっくり歩いて行くのに出会いました。

それから車がたくさん集まっている所があったのでそこへ行くと、雌のライオンが身を沈めてそっと歩きながらシマウマを狙っているところでした。シマウマも気配を感じたのか耳をそばだてて警戒しています。写真家たちは決定的瞬間を写そうとじっとカメラの照準を合わせて動かないでいましたが、私たちは次に移動しました。

他の所にはライオンのつがいが寝転んでいたり、湖の中からなめらかな岩みたいに背中を突き出して休んでいるカバの沢山の群れもいました。シマウマの群れやバッファローの群れが車の周りを移動してしばらく立ち往生させられることもありました。その他、名前も知らない動物もたくさん見て満足して帰りました。

そして次の日もまた、マニアラ自然公園というところに連れて行ってくれました。道を通っているとすぐ近くでキリンが首をのばして木の葉を食べていました。間近で見てその高さに驚きました。また湖のそばにたたずむたくさんのカバの群れ、その向こうを真っ白に埋め尽くしている無数のペリカンやフラメンゴの群れも見えました。

私たちが車から降りてそれらを写真に収めていると、白人が私たちを撮っていました。こんなところに来る黄色人種は動物と一緒で珍しかったのでしょう。しばらく行くとゾウが道端で草を食べていました。道を塞がれた私たちはそこでしばらく立ち往生しました。その後も道のすぐ横の小川でゾウが水を飲んでいました。その足元には小さな可愛い子ゾウがいて器用に鼻を使って水を飲んでいました。まだ生まれて1カ月にも満たないということでした。

私たちは動物たちを間近で見られて満足しましたが、湖の近くにはバッファローの頭蓋骨が幾つか置いてありました。ライオンやハイエナたちも他の動物を狙って食べているのでしょう。自然公園の中では弱肉強食の争いがいつも続けられていることも考えさせられました。

しかし、メシヤが来臨するときはエデンの園のような、すべての動物が安心して生きられる素晴らしい状態に戻ると聖書は言っています。人間の社会も弱肉強食ではなくお互いに支え合うようになれたらいいと思います。

狼は子羊とともに宿り、ヒョウは子ヤギとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜がともにいて、小さい子供がこれを追っていく。雌牛と熊とはともに草を食べ、その子らはともに伏し、獅子も牛のようにわらを食う。イザヤ11:6〜7

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