081130
神の恵みに感謝
先日は教会で収穫感謝礼拝をおこないました。教会員が収穫の恵みに感謝して、カキやリンゴ、ミカンやナシ、キーウィーフルーツにパイナップル、それに白菜や サツマイモなどの収穫物を持ってきて、祭壇のテーブルの上に積み上げました。
そこに並べられた食べ物はいろいろバラエティに富んでいました。果物は赤や、オレンジ、ピンク、黄色、緑などいろいろな色をしています。またそれらは、甘い物や 酸っぱい物等それぞれ味も様々です。またそれらが様々な形をしており、においや食感もそれぞれ違います。そして、それらに含まれる成分も様々で、私たちの体を 維持していくために、いろいろな効能があります。
神様は人間を、肉体をもった存在として創造されました。そして、人間を愛し、人間のために天地万物を備えられたと言われます。すると、これらの果物や野菜、 穀物も人のために造られたということです。
確かにこれらを見ていると、神様は人間のために備えられたということが感じられます。神様や天使たちのように肉体を持っていない存在にはこのような食物は必要が ないでしょう。動物たちは肉体を持っていますが、ライオン等肉食の動物にはもちろん野菜や果物は要りません。ウシや羊などの草食動物は草や穀類は食べます。それらが 体を維持するためには絶対必要です。しかし、それらの動物が果物を好んで食べている姿を見かけることはあまりありません。
それなら、鳥たちなら果物を食べます。教会の庭に今年初めてカキがなりましたが、それらのほとんどは鳥たちが来て食べてしまいました。彼らは目ざとく見つけて どこからともなく飛んで来てしっかり食べていきます。そして、それらの養分が彼らの体を造ります。しかし、彼らにとってリンゴやカキやミカンがいろいろな色を している必要があるのでしょうか。彼らがいろいろな味を楽しむことをしているかどうか分かりませんが、くちばしでつつきながら「この食感は応えられない。」なんて 言っていることはないでしょう。彼らにとって食感などはどうでもいいのではと思います。
やはり、神様は人間が色や形や味や食感を楽しみながら食べられるように備えられたのだと思わざるを得ません。私たちにとって食べることは大きな楽しみです。人が 集まり団欒をするときはたいてい食べ物を囲みます。おいしい食べ物があると話にも花が咲きます。
更にそればかりではありません。いろいろな食べ物がそれぞれの栄養素を持っています。そして、それらを食べることによって私たちの健康が維持されていくのです。
例えばリンゴは、クエン酸、リンゴ酸が含まれペクチンやカリウムが含まれているので、便秘、下痢、高血圧、動脈硬化などに効果があり、カキはビタミンCが含まれ 1個で1日の所要量を満たし、風邪や利尿作用、便秘、二日酔いなどに良いということです。ナシはミネラルをバランスよく含み、クエン酸やアスパラギン酸を含みます。 それで消化促進、疲労回復、咳、のぼせなどに効果があるのです。さらにみかんはビタミンCやオレンジ色の色素や薄皮にビタミンPが含まれ、高血圧、脳出血、便秘、 疲労回復などの効能があるというのです。
素晴らしいではありませんか。こんな素晴らしい食べ物が私たちの周りに豊富にあり、それらを楽しんで食べられるなんて人間は最高です。
これらがただ偶然に生えて来て、偶然に味を持ち、偶然に効能を持っているというのではありません。私たちはこれらを造り、これらを私たちに与えてくださった 天地の創造者なる神様の愛に心から感謝したいと思います。
空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に収めることもしません。けれども、あなたがたの天の父はこれを養って おられるのです。あなた方は、鳥よりも、もっと優れたものではありませんか。マタイ6:26