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090125

半成人式に出席してU

喜入小学校の半成人式に出席させていただきました。そして、十才の子供たちが大勢の前で堂々と発表する姿に感動しました。それぞれがまず、自分を見守り育てて くださったご両親と周りの人々に感謝を述べました。それから、一人ひとりが将来の夢を語ってくれました。

「僕は1級建築士になって、環境に良い家を造りたい。」「宇宙ロケットの製作にかかわりたい。」「プロのサッカー選手になりたい。そして、10年後には インタビューを受けていたい。」等々大きな夢を持つ人もいましたが、概して身近な小さな夢に終始していました。小学4年生ぐらいだったら、それでもしょうがないの かなと思いましたが、彼らにはまだ無限の可能性があるのに、早々と小さい目標で固まらないでほしいと思いました。

ですから、子供たちの発表が終わった後、私の「夢と希望」の講演の中で、みんなに大きな夢を持ちなさい。夢が大きければ大きいほど成長することができると 話しました。そして、鹿児島は昨年篤姫ブームで沸きましたが、江戸時代、飛行機も電車もない時代に、江戸から遠く離れた日本の片隅の薩摩の下級武士だった西郷隆盛、 大久保利通等が、日本を変えるために立ち上がったのです。こんな地方の権力もない自分たちに、日本を変えることなどできるはずがないなどとは思わずに、大きな夢を 持って、薩摩を発ち何十日も歩いて江戸に上り、そして新しい日本をつくり上げてしまいました。

ここ鹿児島にはそのような土壌があります。薩摩はそのようなエネルギーをもっているのです。ですから、この中から日本の政治や経済を動かす様な偉大な人が出て 来てもらいたい。みんなには、そのような大きな夢を持ち、それを実現する人になってもらいたいと話しました。

小学4年生の時点では、いきなり、そのような大きな夢を持つことは無理なのかもしれないとは思いましたが、今日の私の話がどこかに残り、やがてその様な大志を 持つ人がたくさん出て来てもらえたら良いと思っています。

まず、何事も夢がないと実現できないのです。子供たちにはとてつもない大きな夢を持って、その夢に向かって邁進してもらいたいと思います。夢があるとき、努力が できます、忍耐ができます、そして成長することができるのです。

私の長男は半成人の彼らぐらいの時、自分は医者になりたいと目標を持ちました。私の家系には医者になってる人は誰もいないのに、彼は夢を実現して今精神科の 医者をしています。目標があったら実現が可能になるのです。最初からあきらめていたら、一人ひとりに与えられた無限の可能性を無駄にしてしまいます。

幻がなければ、民は欲しいままにふるまう。箴言29:18

上の聖句は、夢やビジョンがないと、だらだら過ごして、ただ時間と能力を浪費してしまうということを言っています。夢があるとその夢に向かって、効率よく 努力することができ、達成が可能になります。二十歳を過ぎてから、何になろうかなと考え始めるのではすでに遅いのです。

かく言う私も、さしたる夢もなくだらだらと少年、青年期を過ごした一人なのです。特に夢もなくただ文系科目より理系科目の方が好きだということで、国立理系を 目指して勉強をしました。国立大の入試の前に私立大の試験が始まりました。私の友人が私立の文系を受けるのに、お前も一緒に受けに行こうと言って、私立文系の願書を くれました。私も、国立を受ける前の練習ぐらいのつもりで受験しました。そして、国立の受験に失敗し、国立理系とは真反対の私立文系の大学に入学したのです。

やがて、大きくなった息子に、この話をすると、「そんなことで大切な人生を決めていいのかい。」とたしなめられてしまいました。ですから、若い人々には、こんな ことにならないように、明確な夢を持って、その目標に向かって邁進してもらいたいと思います。あなた方にはとてつもない大きな可能性があるのです。


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