090809
子供ミニキャンプ
夏休み、たくさんの子供たちに楽しんでもらうとともに真の幸せについて少しでも考えてもらおうと、ミニキャンプを計画しました。企画自体は早くからできていたのですが、あまり早く連絡しても子供たちが忘れてしまうだろうと、チラシ配布を夏休みの直前まで遅らせました。
しかし、残念ながら今の子供たちはなかなか忙しくて、プール教室が入っていたり、塾のサマースクールがあったり、サッカーの試合があったり、またまた家族旅行と重なっていたりと様々な理由で来られない子が続出しました。
私たちの小さい頃は2学期の始まる1週間(宿題の追い込み)以外は、毎日毎日暇で何をして遊ぼうかと悩むほどだったのに・・・、また今から20年ほど前、私の子供たちの時代も、夏休み期間中結構暇で遊んでいた記憶があったので、この変わりようにびっくりしました。
そのような中で、参加してくださった子供の中には、家族の許可を得て、塾を休んで参加してくれる子や、この日のためにお母さんがお仕事を休まれて、2人の子供さんの保育園も休ませてミニキャンプに連れて来てくださった方とかおられたので、本当にありがたく、感謝すると同時に、大きな責任をも感じました。
ミニキャンプは初めにお祈りと賛美をして、その後キリスト教のビデオ「本当に強いのは誰か」を上映することにしたのですが、少しでも子供たちに満足してもらうようにと、講壇の壁全面を使って、映画館のように大写しにして見てもらおうと準備しました。
上映がうまくいくようにと、前日試写をしていると、ビデオテープが古いせいもあって巻き込んでしまいました。さあ、大変です。このままでは上映できません。不器用な私ですが、必死でうまくいくように祈りつつ、それを分解して、何とか修復することができホッとしました。
しかし、当日はあれほどリハーサルを繰り返し、当日の朝までしっかり映っていた映像が、いざ本番になると声は聞こえど、画面は真っ白、何にも映らなくなってしまいました。慌てて調整して数分後ようやく回復できたので、何とか上映にこぎ付けることができ、事なきを得ました。
その後、子供たちの心がほぐれるようにみんなでゲームをしました。まず、歌を歌いながらみんなでダンスをしました。私は10年振りぐらいに子供たちと一緒に歌いながら踊ったので、息が上がり最後は歌がうまく歌えないほどでした。しかし、後ろの方にいた教会員も一緒に踊り歌ってくれたので、何とかうまくいきました。ゲームの最後の方になると、子供たちもずいぶん打ち解けて来て、楽しんでくれるようになりました。
その後の食事は教会の婦人たちが準備したカレーです。子供たちはカレーが好きでよく食べていましたが、私たちの小さい頃に比べると、食べる量がずいぶん少なくなったなと感じました。もっとも男の子が少ないこともあったのですが、誰もお代わりしないですぐ食べ終わっていました。
次に同じく婦人方が作られた3種類のケーキ、ホットケーキ、バナナケーキ、ココアケーキがふんだんに食卓に並びましたが、美味しそうに並んだケーキをも、彼らはそんなにたくさんは食べませんでした。驚いたのは次に出てきたアイスクリームです。これにはみんな喜ぶだろうと思ったのですが、何人かアイスクリームを食べない子がいてびっくり。私たちが抱いた子供のイメージとはずいぶん違っていました。しかし、最後に出てきたスイカにはみな手を出して美味しそうに食べてくれました。
食事が終わると子供たちはずいぶん打ち解けて来て、遊びたそうだったので彼らの相手をしてしばらく遊びました。子供たちは食べる量は少ないのに、エネルギーは余っていて、私にぶら下がったり、体ごとぶつかってきたりと、還暦を過ぎた私の方が遊ばれてしまうような有様でした。
午後は私がパペットを使って、本当の幸せな生き方について聖書のお話をしました。子供たちも静かに真剣に聞いてくれました。それから、年齢に応じてグループに分かれて話し合いや交わりをしました。私のクラスの子供たちは、活発に家庭のことや勉強のことなど自由に話してくれました。
最後に「今日はどうだった?」と聞いたら、「最高!」という答えが返って来たので、「参加者は少なかったけど、やってよかったな」と実感しました。帰るときにはお土産として、花火セットやシャボン玉セットなどいろいろなプレゼントの中から一つずつ選び、それに「君は愛されるため生まれた」のCDや野菜クッキー等を貰って、皆嬉しそうに帰って行きました。
今回のミニキャンプを通して、子供たちが本当の幸せ、また正しく生きるための真の知恵を少しでも受け取ってくれて、さらに教会に繋がってくれることを願っています。
知恵を得ることは、黄金を得るよりはるかに勝る。悟りを得ることは銀を得るよりも望ましい。 箴言16:16