090906
さあ2学期だ
長い夏休みが終わって、いよいよ2学期が始まりました。夏休みの間は子供たちの笑顔に会えなくてさびしい思いがしていましたが、今日は2学期の始業式、 子供たちが日焼けした顔をして元気な姿でニコニコしながら嬉しそうに登校してきました。たくさんの夏休みの宿題や工作を抱えて登校してくる子供たちの姿を見て、 私まで新らたな気持ちにされました。
笑顔で登校してきたY君に、「学校が始まって嬉しいかい?」と聞いてみました。するとにっこり頷いて「うん。嬉しい。」との返事が返ってきました。「そうか、 学校が始まるのは嬉しいんだね。お勉強が好きなのかい?」と聞くと「ううん。好きじゃないけど・・・。あのね、おじちゃん、みんな勉強が好きだから学校が好き なんじゃなくて、友達に会ったり、一緒に遊べたりするから好きなんだよ。」と教え諭され?ました。なるほど、短絡的でいけなかったなと思いました。
また、Nくんが夏休みはお母さんの実家の喜界島に行く予定だと言っていたので、「どうだった、喜界島に行ったの?」と聞いてみました。すると「ううん。大阪に 行った。」というのです。「えっ、大阪に行ったの。それで、大阪へは新幹線それとも飛行機で行ったの?」と聞くと、「違うよ。車でだよ。今ね1000円で 行けるんだよ。」との返事、「えっ、車で行ったの、遠かったでしょう。」というと「うん。10時間かかった。」とのこと。
また他の子供たちも、「夏休みに福岡に買い物に行った。」とか「熊本の三井グリーンランドに行ったんだよ。」とか楽しそうに思い出を語ってくれました。また、 「宮崎にお母さんと行ってきたんだよ。」とか教えてくれる子もいて、行先は様々でしたが、皆車で行ったと言っていました。数年前の新幹線開通時には、こぞって みな電車に乗って行ってたのに、この様変わりに少し驚かされました。ここでも高速道路1000円乗り放題の政府の政策が効いてるんだなと感心しました。
また、H君はお父さんの勤務地「奄美大島に家族で行って、きれいな海で泳いで来たんだよ。楽しかった。」と教えてくれました。
さらに、K君に、「夏休みどこか行った?」と聞いてみたら、三島村の硫黄島で小中学生対象に行われた「三島ジャンベウォークに参加したんだよ。」と教えて くれました。この企画はウォーキングで硫黄島を探検し、その後西アフリカのギニア共和国から伝わった伝統打楽器「ジャンべ」の演奏を聴いたり、実際に叩いて みたりの経験をして、夜は「冒険ランド硫黄島」でのキャンプをするという楽しいキャンプだったようでした。
その他にも、1泊キャンプに参加したり、みんなで映画観に行ったり、家族で食事に行ったりとそれぞれが楽しい思い出を語ってくれました。
一人ひとりが皆、楽しい夏休みを過ごせたようで、良かったなと思います。これらの体験が良い思い出として彼ら一人ひとりの心に留まりそれをエネルギーに しっかり2学期の勉強と生活を送って欲しいものだと思います。
しかし、世界には学校に行きたくてもいけない子供、小学生で働かないといけないアフリカの子供たち、家族がなく道端で生きているストリートチルドレンとか 恵まれない子供たちもたくさんいることも同時に知って欲しいと思います。
それにしても、一人ひとり皆日焼けした顔をして、嬉しそうに登校してくる姿には感動します。子供たちは皆、私と久しぶりの再会なので懐かしそうに話しかけて きたり、じゃれかかってきたりします。また、いつものようにみんなハイタッチをして朝の挨拶をしてきます。
私もまた、「おはよう。」と声をかけながらハイタッチをしますが、今回は今までのように陽気にハイタッチをしづらい思いがあります。それはいま全国各地で 新型インフルエンザが流行しており、鹿児島の学校関係でも出始めているからです。これからはどうも今までのように陽気にはハイタッチできなくなるのではないかと 心配しています。ここではそういうことにならないように祈りたいと思います。
せっかく楽しい学校が始まって、喜んで登校している子供たちが病気にかからず、いつまでも元気で今日のように登校して来てくれることを心から願っています。
(主よ。)どうか、朝には、あなたの恵みで私たちを満ち足らせ、私たちのすべての日に、喜び歌い、楽しむようにしてください。 詩篇90:14
私は主に申し上げよう。「わが避け所、わが砦、私の信頼するわが神。」と。主は狩人の罠から、恐ろしい疫病から、あなたを 救い出されるからである。詩篇91:2〜3