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090927

シンガポール留学T

(作:佐多 恵悟

今回から、今まで度々ここに登場してきた、牧師の三男である自分が、シンガポール留学で体験したことについて、いろいろと分かち合いをさせていただきたいと 思います。よろしくお願いします。

まず、シンガポールに留学するに至った経緯についてお話します。ご存知の方も多いと思いますが、自分は1年浪人して志望校に再挑戦しましたが、落ちて今地元の 国立大学に通っている大学2年生です。去年、つまり1年生の時ですが、自分は志望大学に落ちたこともあって、適当な人生を歩み始めていました。大学の勉強は あまりしないで、遊んでばかりでした。

それに、両親が激怒してしまいまして、「神学校に行って、根性叩きなおして来い。」というわけではないのでしょうが、留学を勧められ、シンガポールの聖書学校 「SOT 2009」に行くことになりました。(SOT = School Of Theology)

この学校の主催教会はCity Harvest Church。アジアではヨイド純福音教会に次ぐ、2番目に大きな教会です。今の礼拝出席者は2万7千人を超えており、この聖書 学校にはシンガポール国内はもちろん、海外からも多くの人が学びに来ます。今年は全員で600人以上、日本からは自分も含めて9人の方が学びに来ていました。

実は、今回のシンガポール留学が自分にとっては初海外でした。ですから、親から「シンガポールで学んで来なさい。」と言われた時は、学びに行くと言うよりむしろ 心は観光気分でした。ゴミ一つ落ちていないと言われるきれいな国、まるで天国!!初めての海外飛行なのに、その緊張感も消えるほど喜んでいました。

調べてみると、シンガポールと鹿児島を結ぶ直行便はなかったので、福岡空港からシンガポールに向かうことになりました。そのため、前日は大分の親戚の家に お邪魔して一泊させていただき、翌日の朝に福岡を経つというスケジュールとなりました。

2月に留学を決めたのですが、日本を経つのが3月初旬だったこともあって、大忙しで手続き等をしなければなりませんでした。大学に半年間の休学届を提出したり、 バイト先とも話し、また半年間は帰らないので、ある程度自分の部屋を整理したり、友達とお別れ会をしたりと様々なことを急いでやったので、その間はあっという間に 過ぎて行きました。

荷造りを済ませ、日本を発つ前日、旅行鞄ふたつを車に積んで、両親とともに福岡に向かって出発しました。父の運転する車の中で、しばらくは両親と話すことも なくなるのかと思うと、少しは感傷的な気持ちになりました。

搭乗の日は、飛行場まで父に送ってもらって、父に手を振って搭乗口に向かいました。いよいよここからは一人です。だんだん緊張が増してきて、向こうについたら 英語が通じるだろうかと少し不安を感じながらも、無事シンガポール行きの飛行機に搭乗することが出来ました。

飛行機の窓から、遠くなる九州の海岸線を見下ろしながら、ついに日本を発ったのかと、不安と期待が入り混じる中、自分を抑えるために深呼吸をしました。そして、 これから自分がシンガポールで体験することに胸を躍らせながら、だんだん遠くなる日本を窓からずっと眺めていました。

このときはまだ、シンガポールで自分に起こる、多くの思いもしない不思議な経験については、全く想像出来てはいませんでした。

あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。ヨブ42:2

次回は、シンガポール上陸とシンガポールの話に欠かせない一人の親友をお話ししたいと思います。乞うご期待。^ ^v


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