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091004

シンガポール留学U

(作:佐多 恵悟

シンガポール行きの飛行機に乗り込み、遠くなる日本を眼下にしながら、いよいよ海外生活が始まるのかとドキドキしていました。搭乗時間は約7時間。途中で 生まれて初めての機内食をいただきました。またそれぞれの席にはテレビがついていて最近の映画が見放題になっていたので、到底眠る気にもなれないほど ドキドキしていた自分は、「ホームレス中学生」の映画版を見たりしながら気を紛らせていました。

やがて、飛行機はシンガポールの空港に無事到着しました。入国手続きをすませ、2つのカバンを持って出口を出ると、「Keigo」というプラカードを持った男性が 立っていました。「あっ、この人についていけばいいんだな。」とホッとしました。その人に連れられて、自分がこの約半年間の海外生活の拠点となる寮のある 「Boon Lay(ブンレイ)」というところまで、タクシーで行きました。

空港を出てからブンレイまで、30分ぐらいで着きました。(ちなみに後で分かったのですが、私が降りたったシンガポールのシャンギー空港はシンガポールのほぼ 最東端にあり、ブンレイはシンガポールの最西端に位置していたのです。つまり、国の端から端まで車でたった30分ほどで移動したことになります!!)そこで、自分が これから半年間生活する部屋に荷物を下ろしました。

その部屋は、玄関がないことを除いたら、見た目はそんなに悪いものではありませんでした。そして、そこで入寮手続きをしていると、ひとりの男性がそのルームに 入ってきました。「この人が、日本人のルームメートのKさんですよ。」と紹介されました。

今年のSOTの日本人参加者9人のうち、独身男性は自分とこのKさんの2人だけでした。そして、このKさんこそが、この半年間毎日同じ部屋で過ごし、多くの様々な 体験を共に分かち合うことになる、自分のシンガポール生活に欠かせない大親友となる人なのです。

Kさんは自分より5つ年上の25歳。横浜の教会から来られた方ですが、その教会の音楽関係のダイレクター。作詞、作曲も手がけており、その教会からCDも出している ほどの方でした。またダンスも少し経験があったので、すぐに馬が合い、ほかに日本人がいないと言うのもこともあって、意気投合して、すぐに仲良くなりました。

彼の手がけているCDを見せてもらったとき、本当に驚きました。それは、自分の教会でも使っているCDだったのです!!自分たちが教会で歌っているこのCDを作っている 人が目の前にいることは、本当に驚きでした。2人でそのCDの曲を歌ったりしながら、不思議な気持ちになりました。

さて、入寮の手続きが終わると、空港から送ってくれたあの男性が言いました。「今日はセルっていうものがあるんだけど、行きませんか?」このセルの人たちは、 この半年間ずっとお世話になる人たちだったので、Kさんとともに挨拶をするために、セルの場所に向かいました。

セルの場所はシンガポールの北部近くです。また短い長旅?をしてそこに向かったのですが、よく考えたら彼らは全員外国人!!少し不安を覚えながら、そこに 到着すると、「日本の人たちが来た。」と彼らは大喜びでどんどん話しかけてくれました。しかし、英語、英語、英語で「Yes…」と言うのがやっとだったりもしました。 でも、みんな本当にやさしくて、分からない顔をしたらとても丁寧に説明してくれて、英語が分からなくても本当に楽しい時を過ごすことが出来ました。初めての人 なのにこんなにやさしくしてくれるなんて、日本人ではありえないなぁと、何か心が休まる感じがしました。

本当になにか、「真実の神の家族」を体験した気持ちがしました。

愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。 Tヨハネ4:7

次回は、シンガポールの食生活に触れながら、不思議な出会い2人目をお話ししたいと思っています。だんだん興味をそそられるような話になっていくと思います。 楽しみに!! (^皿^)v


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