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091018

プリウスが家にやって来た

(作:牧師夫人 佐多多視子

随分前のことだったと思います。トヨタのハイブリッドカー「プリウス」が新発売になった頃、テレビで黒柳徹子さんがプリウスに乗っておられると言うことを 聞きながら主人と、「黒柳徹子さんだから買えるのよね。私たちには一生縁がないわね。」と話しました。地球環境のために、エコカーには関心はありましたが、その 頃の2百数十万円なんて私たちにとっては途轍もない大金でしたので・・・。

ところで、今から30年ほど前のこと、学校の教師をしている実家の母が、思わぬお金が入ったのでと言いながら、私の前にお金の入った茶封筒を置きました。中を 見るとかなりの大金が入っています。「わあ、私このお金、何に使おうかなぁ」と思っていると、母が「Rさん(実妹)は車を買い替えると言っていたよ。」と 言いました。

「そうか、車か?…。そうだ牧師先生に車を買っていただこう。」と即座に思いました。新婚の先生はまだ車を持っておられなくて、谷山の私たちの家で行われていた 家庭集会に鴨池から電車で来ておられたからです。私たちもまだ車は持っていませんでしたが、私たち信徒と違って牧師先生は何かあるとすぐ駆けつけなければ なりません。だから、自分たちより神様にお仕えしている先生の方が先だと思い、先生に車を買っていただくことに致ししました。

しかし、このことは先生に気を遣わせないように、誰にも言わないようにしていましたが、その後から不思議なことが起き始めました。それは、私たちに車を下さる 方が次々に与えられたのです。一度はそろそろ車の買い替え時期だなと思っていると、一人の方から「軽自動車のアトレイを車屋さんに注文してあるので取りに行って ください。」との電話が入りました。

私は神様に「神様!どうして私たちにこんなに次々に車を下さる方が現れるのですか?どうして私たちにこんなに良くしてくださるのですか?」と尋ねました。 すると、「あなたが神を第一にしたからです。あなたは自分たちが車を持っていないにもかかわらず、神の仕事をする牧師先生に先に捧げたからです。たとえあなたが そのことを忘れても、私は決して忘れません。」と言われました。私はすっかり忘れていたのに、神様は覚えていてくださったのだと感激し、からだの内側から喜びが 湧きあがってきました。

そして、次に藍色のハイエースをいただいた時もまた同じ質問を神様にしていました。すると同じように神様は応えられました。そのハイエースに7〜8年の間 重宝して乗っていましたが、大口に行く途中で故障してしまいました。すると、それを聞きつけた教会員のお父様が次の日にお電話を下さって、「お車が故障したと 聞きましたので、どこどこに白の乗用車ウインディを注文してあります。そちらの方が持って来られると思いますので、お受け取りください。」とのこと。

夢のようなありえない話に、思わず同じように神様に質問しました。そして、これは神様が生きて働いておられるという証しだからしっかり覚えておかなくちゃと 思いました。

神様は私たちのことをずっと見ておられてずっと良くしてくださる良きお方です。神様ありがとうございます。ありがとうございます。

今回のハイブリッドカー「プリウス」も子供たちの温かい支援によって与えられたものです。子供が新しいおもちゃを与えられたように喜んでいる主人の顔を 見ながら、これからもますます生きて働かれる神様に従って生活して行こうと思いました。

与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに 入れてくれるでしょう。あなた方は、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。ルカ6:38
ピリピの人たち。あなたがたがしている通り、私が福音を述べ始めたころ、…私の働きのために物をやり取りしてくれた教会は、 あなた方のほかには一つもありませんでした。・・・私はすべての物を受けて、満ちあふれています。エパフロデトからあなた方の贈り物を受けたので、満ち足りて います。それは香ばしい香りであって、神が喜んでくださる供え物です。また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富を持って、あなた方の必要をすべて 満たして下さいます。ピリピ4:15・・19

注:「シンガポール留学W」は来週になります。


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