091101
シンガポール留学X
(作:佐多 恵悟)
私がシンガポール留学中に通っていた聖書学校SOTですが、正式には4月が授業開始なのに、4週間前から海外からの生徒のために開かれていました。それに自分も K兄も参加しました。
この海外生用SOTは、City Harvest Churchの賛美や礼拝に早く慣れるようにと言うことで開かれていて、ここで学ぶ内容は、City Harvest Churchのメンバーが全員 受けるべきものだそうです。そしてそれは、クリスチャン生活の基礎と言えるものでした。
海外生用SOTの見学の日、日本人のセルグループリーダーで、唯一の日本語通訳者であるNさんに連れられて、指定の場所にK兄と集いました。そして、この時初めて、 K兄以外の日本人生徒の方々に会いました。この方々が、これからの約5ヶ月間、共に学ぶ日本人の仲間たちです。
今年の日本人留学生は全員で9名。そのうちの2人が自分とK兄です。その他のメンバーを紹介すると、まずは、自分と同じ寮に住んでいたIさん。彼女は北海道からの 参加で、常にハイテンションで自分たちを励まし、なごませてくれていました。同じ寮だったので、よく学校からK兄や他の寮生たちと一緒に帰っていました。すこし おっちょこちょいだったりもしましたが、急に感動して泣きだしたりと、とても感情豊かな人でもありました。たぶん一番よく遊びに行った仲間だと思います。
続きまして、Tiong Bahru(タンバル?と言うと「違うからね。」と怒られちゃいますが。笑)という場所の寮に住んでいたKさん。キーボードの達者で、SOTが始まった 当初はとても忙しくしておられました。彼女は天然が入りつつも、悩みとか真剣に聞いて一緒に祈ってくれる、とても頼れる本当にお姉さんみたいな方でした。
もう一人、Tiong Bahruに住んでいたAちゃんはK兄と同い年です。自分と同じ九州出身で、九州の共通のキャンプに来ていたりして、いろいろ共通点があって、すぐ 仲良くなりました。最初のころは他の人が忙しかったので、自分、Iさん、Aちゃんで出かけることが多かったです。
それから、Aちゃんと同名のAさん。彼女は夫の都合でシンガポールに住んでいて、去年のSOTの生徒の様子を見て今年入学を決意したそうです。いろいろな問題を 抱えながらも、人のために祈ってくれたりしました。彼女は在学中どんどん信仰が成長しているのを感じていました。自分から見たら、日本人で一番燃えていた 方じゃないかな、と思います。
また、仕事の都合で、日本とシンガポールを行き来しているSさんは、英語もペラペラで、仕事で忙しくしておられながらもSOTに出席していました。すごくみんなに 恵みを与える方で、自分も本当にいろいろとお世話になりました。
それに、夫婦で来ていたKご夫妻(HさんとMさん)は、小さな子供連れの留学で、子供の世話に追われながらも、必死にお互い助け合いながら学びを進めていました。 Hさんはとても優しくて、また将来の夢が牧師だと言うことで、とても気が合って、いろいろ話したりもしました。
この9名は、たまには意見の違いでぶつかりながらも、それぞれ自分の示された道を歩み続けました。そのような中で、在学中、苦しい時、つらい時、困難な時に 心から相談に乗ってくれていたのが先ほどのシンガポール在住のNさん(日本人のセルグループリーダーかつ唯一の日本語通訳者)でした。Nさんはもちろん生徒ではなく、 先生のような存在でしたが、本当にいろいろ助けられました。自分は、Nさんは自分の霊的な母だと思っています。
今では、みな留学が終わって日本に帰り、それぞれの教会、地域にバラバラになっていますが、みんな、日本の祝福とリバイバルのために強い思いがあります。 それぞれがその地域で、輝くように願っています。
友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。箴言17:17
あなたがたは、以前は暗やみでしたが、今は、主にあって、光となりました。光の子どもらしく歩みなさい。 エペソ5:8
次回は、SOTの先生たちや、その場所の雰囲気などをお話ししていきたいと思います。そして、本格的にSOTスタートです!!