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091129

世界の飢餓

急激に寒さが訪れたかと思うと、また20度以上の気温の日に戻ったりと体調管理が大変です。我が家では炬燵が鎮座している横に、いまだに仕舞えない扇風機が 置かれています。

さて、今月は4か所で講演会や授業をさせていただきました。そしてその内2か所では「世界の飢餓」について、開発途上国の現状をお話しさせていただきました。

頴娃小学校体育館での教育講演会は『人権について』のお話をということだったので、まずは基本的人権の生存権として、世界の飢餓のお話をさせていただき、後半は 身近な社会における人権についてのお話をさせていただきました。講演会には学校のPTAの方々のほか地域の方々も多数おいでくださり、私の話を頷きながら真剣に 聞いてくださいました。

数日後、『教育講演会アンケート集計結果』なる物を見せていただきました。その中で講演についての感想は、大半が前半お話しさせていただいた飢餓に関する ものでした。アンケートを読ませていただきながら日本人の「世界の飢餓」にたいする関心の深さを知りました。また自分達の贅沢な生活にたいするあり方等を真摯に 見直そうとの温かいご意見に、日本人の思いやりや優しさを見ることができました。

ご感想の一部を紹介させていただくと

○毎日の生活で追われる日を過ごす中、ふと考えさせられる講和でした。わが子を思う親の気持ちは、皆一緒です。世界中のみんなの平和&平等を願う気持ちに なりました。

○人の大切さ、物の大切さ、食糧の大切さ、伝えなきゃいけないですね。

○自分が苦しい時、つらい時に他人を思いやれるかどうかは、その時じゃないと分からないことだけど、「その時の自分が何の迷いもなく行動できる人間で ありたい!!」と思いました。子供には「思いやり」とよく言うけれど、自分は?! まずは家訓として考えて行きます。ありがとうございました。

○人権問題は私たちの身の回りにいつも起こっていることです。自分たちも自分のことばかり考えているけど、人間皆平等。今の世の中に反省ばかりです。

○まず自分にできること…無駄をなくさなきゃ…子供に伝えなきゃ…。まずそこから始めようと思います。『子育ては、一つの人格を育てる大切な仕事』とても 励みになります。

その他にも心温まる感想や、講演した私自身が励まされる感想がたくさんあり、もっともっとこれらのことを各地で訴え続けていかなければいけないと 思わされました。

また、頴娃小学校での講演の次の日は西谷山小学校の体育館で子供たちに世界の飢餓のお話をさせていただきました。西谷山小学校ではもう7年間、毎年お話し させていただいていますので本当に感謝しております。

今年も、子供たちはメモを取りながら熱心に聞いてくれました。子供たちの感想文も後程戴けることになっていますが、何時も子供たちの素直な感想に励まされて います。また、お話の後、先生方から「子供たちが食について考える良いきっかけになりました。今後も、もっといろいろな面から学んでいきたいと思います。」と 言っていただきました。

そして先日、学校のバザーの益金を少し世界の飢餓の為に送りたいので、飢餓対策の送り先の口座番号を教えてくださいとの連絡をいただきました。その後も食に ついて飢餓について学び続けておられるようで、本当にありがたく思います。

この様な世界の飢餓の状況を深く知ることによって、日本人の本来持っている思いやりや優しさが引き出せるのではないか。このような学びを通して、さらに日本人の 持ってる愛情深さ、情け深さが引き出され、温かくて住みよい社会を築いていけるのではないかと思わされました。

飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、闇の中に輝き上り、あなたの暗闇は、真昼のようになる。主は 絶えず、あなたを導いて、焼けつく土地でも、あなたの思いを満たし、あなたの骨を強くする。あなたは潤された園のようになり、水の枯れない源のようになる。 イザヤ58:10〜11

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